2010 Fiscal Year Annual Research Report
糖尿病性血管合併症における血中Smad1の測定系構築と有効性の評価
Project/Area Number |
21590628
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
近藤 直樹 徳島大学, 病院, 医員 (80522789)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 太一 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (30403736)
松浦 元一 徳島大学, 病院, 助教 (10403734)
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Keywords | 糖尿病 / 血管合併症 / Smad1 / バイオマーカー |
Research Abstract |
(1)血中Smad1測定糸の開発 ヒトSmad1を抗原としたモノクローナル抗体を用いて、IgGからF(ab')2、さらにFabまで分離させ、各々のペルオキシダーゼならびにβガラクトシダーゼ標識抗体を作製した。高感度化の条件にはFc部位の除去が必要であり、同条件を満たした標識抗体を使用することで、IgGを用いたELISA系に比べ感度を100~1000倍増加させることに成功した。現在、36種類のモノクローナル抗体の全てについて標識化を施し、抗原認識部位の違いを見分け、最も反応の良い抗体の組み合わせを調整中である。 (2)糖尿病モデル動物における血中Smad1の測定 ストレプトゾトシン誘導糖尿病モデルを用いた検討を実行中であり、血中Smad1測定の条件が整った後、他の心血管イベント予測バイオマーカーとの比較を行う予定である。 (3)血液のバンク化 倫理委員会にて承認された対象患者の検体を順次サンプリングしている。糖尿病患者を中心に行っており、透析患者、CKDのステージごとに分類した患者の検体を収集している。これらの患者については、頸動脈エコー、PWVを継続して検査している。
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Research Products
(2 results)