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2009 Fiscal Year Annual Research Report

母体血漿中RNAを用いたFIRSの評価マーカーの開発

Research Project

Project/Area Number 21591422
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

斉藤 裕  Showa University, 医学部, 教授 (30119193)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 関沢 明彦  昭和大学, 医学部, 准教授 (10245839)
KeywordsFIRS / 早産 / 絨毛膜羊膜炎 / cell-free RNA / 母体血
Research Abstract

早産の大部分は感染が関与することから、早産新生児では、児の未熟性と感染に基づく臓器障害が問題になる。FIRSが胎児・新生児の重篤な合併症に繋がることはよく知られているが、前期破水、絨毛膜羊膜炎などがFIRSに進展していることを診断する方法は存在しない。我々は、母体血漿cell-free RNA及び母体血細胞成分由来RNAを用いて妊娠合併症の発症予知の研究に取り組んでいるが、この手法で絨毛膜羊膜炎とFIRSに進展した状態を区別するマーカー遺伝子の確立を目指している。今年度、切迫早産、前期破水、子宮頚管炎、絨毛膜羊膜炎で入院管理を行った症例を対象に、入院時、1週間後、2週間後と毎週母体血を採取を開始した。また、この際、母体血で一般検査として血算、CRPの測定、頚管の穎粒球エラスターゼ値、胎児性フィプロネクチン値の測定も行い記録している。これまでの段階でFIRSを考える症例はでてきておらず、早産したか否かの結果との比較しかできない状況にある。本研究は3年計画で行っており、次年度も引き続き症例の収集を続けていく予定である。また、血漿や細胞成分から抽出したRNAを用い、炎症性サイトカインなどの早産に関連すると考えられる遺伝子群の発現を半定量的に網羅的に解析するマイクロアレイシステムの開発も行っており、その応用を次年度以降に検討していく予定である。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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