2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21592455
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
細木 真紀 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (10228421)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西川 啓介 徳島大学, 大学病院, 講師 (10202235)
薩摩 登誉子 徳島大学, 大学病院, 助教 (80335801)
竹内 久裕 徳島大学, 大学病院, 講師 (10222093)
重本 修伺 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (20294704)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | アレルギー / 金属 / 微量分析 |
Research Abstract |
アレルギー性鼻炎(花粉症を含む)やアトピー性皮膚炎など,アレルギー疾患の患者数は著しく増加し,本研究者らが携わっている歯科用金属アレルギー外来を訪れる患者数も増加の一途をたどっている.そこで本研究は,金属アレルギー検査法の確立を目指し,微量の試料をエネルギー分散型蛍光X線分析装置で元素分析することによって,アレルギーの原因となっている金属元素を特定する手法を検討した. 徳島大学病院・高次歯科部門・金属アレルギー外来を受診した患者の中で,パッチテストの結果,陽性となった金属元素があり,かつその金属元素が口腔内に存在する可能性のある患者の中で,口腔内修復物の微量金属元素分析を希望したものに対して,昨年度我々が報告した方法で元素分析を行い微量採取および元素分析を行った.分析方法は簡便であり,郵送も可能で,実用化に適していた. データベース化したアレルギー症状とアレルギー陽性金属との関係については統計学的に有意な相関は認められなかった.また,皮膚等の微量分析においては,パッチテストで陽性となった金属を検出することは難しかった.原因としては本研究に用いた蛍光X線分析装置の検出限界が高いこととが第一の理由であった,また,皮膚等においては亜鉛が検出されることが多かったが,これは日常生活上に用いられる保湿剤等に含まれているためと考えられた. 今後,データベースについては症例数を増やし統計学的検討を加えていきたいと考えている.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)