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2009 Fiscal Year Annual Research Report

栄養学的見地による補綴治療効果の次世代型評価法の確立

Research Project

Project/Area Number 21592458
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

松山 美和  Kyushu University, 大学病院, 講師 (30253462)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山口 貞子  九州大学, 大学病院, 栄養管理室長 (50535979)
松下 恭之  九州大学, 大学院・歯学研究院, 准教授 (60159150)
古谷野 潔  九州大学, 大学院・歯学研究院, 教授 (50195872)
Keywords歯科補綴学一般 / 老年歯科学 / 口腔衛生学 / 栄養学
Research Abstract

欧米では1960年代から医療における栄養管理が重要視され,医学研究においても社会医学,予防医学などにおいて栄養学が重用されてきた.近年ようやく,わが国の医療現場でも「栄養管理はすべての疾病治療のうえで共通する基本的医療のひとつである」という考えから栄養管理の重要性が強調され,また,医学研究において栄養学の重要性が認識されてきた.歯科医療や歯科医学においでは現在も栄養学観点はほとんど欠落している.消化器系の入り口である口腔の専門である歯科であればこそ,わが国の歯学臨床研究に栄養学的観点を加味することが必須だと考える.
本研究の目的は,以下の3つである.
1. 補綴治療効果を判定するための栄養学的パラメータをピックアップし,それらと咀嚼機能検査のパラメータとの関係を明確にする.
2. とくに高齢者歯科医療の治療効果を判定するのに適切な栄養学的パラメータを絞り込み,最適な栄養学的評価法を確立する.
3. 新たに確立した栄養学的評価法を用いて,高齢者に対する補綴歯科治療の治療効果を実際に判定する.
本年度は,関連する先行研究の論文を参考にして,研究プロトコールを作成した.とくに,栄養評価方法についてはDHQやBDHQ(東大佐々木式食習慣アセスメント)の導入も検討したが,本研究では写真付き3日間食事記録法を採用することにした.その記録を管理栄養士が,カロリー摂取量と,食物繊維などの栄養摂取量を概算する,また,血中の総タンパク,アルブミン,プレアルブミン,総コレステロール,HDLコレステロールの量と,ホルモンであるレプチン量を計測する.咀嚼機能の客観的評価や主観的評価については,当教室で従来から行っている方法を用いる予定である.
次年度は,補綴治療効果の判定に先立ち,栄養指導の効果を明らかにするために,作成したプロトコールに従い,患者の計測を開始する予定である.

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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