2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21592797
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
亀田 幸枝 金沢大学, 保健学系, 准教授 (40313671)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | エンパワメント / 尺度 / 妊婦 / 臨床 / 検証 |
Research Abstract |
平成23年度までの研究結果から、出産クラスの評価指標として活用できること、エンパワメントへの介入の方向性について示唆が得られた。最終年度は妊婦のエンパワメント尺度をさらに洗練・発展させることを目的に、国内外の研究者から届けられた意見等を踏まえ、研究者間で構成概念を検討し、修正版尺度を作成した。修正版尺度は5因子から6因子構造とし、項目数は27項目から36項目とした。信頼性・妥当性の検討のために、北陸地方の産科施設に通う妊婦を対象に研究協力に同意を得てアンケート調査を実施し、211名のデータを分析対象とした(有効回答率98.6%)。天井効果・フロアー効果、項目分析から9項目を削除対象とした。探索的因子分析の結果、尺度項目は計27項目、因子構造は第1因子「家族が増える楽しみ」、第2因子「自己効力感」、第3因子「自己肯定感」、第4因子「周囲からの支持・保証」、第5因子「将来のイメージ」、第6因子「医療者との関係性」の6因子が抽出され、寄与率46.6%であり修正版尺度の構成概念を確認できた。基準関連妥当性については、Locus of Control尺度との相関係数は0.49を示した。また、クロンバックのα係数は0.88であった。以上より、修正版尺度の妥当性と信頼性は支持されたと考える。今後、臨床においてエンパワメント尺度をクラス評価や妊婦健診時のパワーレス状態の把握等に活用しながら、妊婦のエンパワメントへの介入研究への発展を課題と考える。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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