2010 Fiscal Year Annual Research Report
児童生徒の理科離れに対応する博・学・地域連携モデルの構築とその分析
Project/Area Number |
21601018
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Research Institution | Lake Biwa Museum |
Principal Investigator |
中野 正俊 滋賀県立琵琶湖博物館, 特別研究員 (40443460)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
布谷 知夫 滋賀県立琵琶湖博物館, 特別研究員 (70110038)
糸乗 前 滋賀大学, 教育学部, 教授 (90324558)
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Keywords | 理科離れ対応 / 学校教員の指導力向上 / 新学習指導要領への対応 / 地域学習サポーターの発掘 / 既存地域組織の活用 / 学校教員の意識 / 地域住民の意識 / 連携モデル構築 |
Research Abstract |
(具体的内容) 平成22年度に該当する本研究の内容は、大きく次の3つに集約される。 第1に、児童生徒の理科離れに対応した博物館・学校・地域連携モデルを研究協力校で展開し、児童生徒め理科に対する意識がどのように変容していったかの定量的調査。かつ、学校教員・地域住民を対象とした聞き取りや指導分析による定性的調査を行った。 第2に、新学習指導要領に準ずる博・学連携の在り方を見通し、学校や地域が新しい教育課程のもとで、博物館との連携をさぐっていくようなプログラムを実践した。 第3に、児童生徒の理科離れに対応するために、博・学・地域連携を推進する学校教員ならびに地域学習サポーターの指導力を向上させるための手立てを打ち、実際に授業改善に役立てようとした。 (意義) 以上の成果と課題を明らかにし、次の3点を提言するものである。 1, 博物館が主導する児童生徒の理科離れに対応した博物館・学校・地域連携モデル 2, 博物館と地域住民が協働し、学校の教育課程との調整を加えた理科学習プログラム 3, 学校教員や地域学習サポーターの指導力向上を目指した博物館主催の研修プログラム (重要性) 児童生徒の理科離れが言われて久しい。本課題に対して博物館単体ができることには限りがあり、実際には、学校教員や地域学習サポーターの博物館に対する理解が重要となる。また、児童生徒の理科離れに対応するためには、新しく施行された学習指導要領を無視することはできない。従って以上の両面から博物館の関わりを具体的にさぐっていくことが大切である。本研究によって、国内の博物館や科学館にとっての存在意義、学校や地域との連携を、実践的に追究していく。
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Research Products
(4 results)