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2010 Fiscal Year Annual Research Report

メニーコアCPUにおける冬眠コアのゼロ化

Research Project

Project/Area Number 21650010
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

山名 早人  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40230502)

Keywords分散システム / 並列計算機 / Webクローラ / ストリームコンピューティング / アルゴリズム
Research Abstract

2010年度は、2009年度に開発したシステム自動最適化アルゴリズムの実機評価を目指した。本アルゴリズムはProducer-Consumer型のモジュール群で構築されたアプリケーションにおいて、メニーコアCPUを最大限に利用できるよう各モジュールに割り当てる計算機やスレッド数を自動で決定し、アプリケーションの性能を最適化することが目標である。研究には我々が開発している分散処理フレームワークであるQueueLinkerを用いた。
2010年度は、まず、自動最適化アルゴリズムの評価用アプリケーションとしてWebクローラを開発し、QueueLinkerのプロトタイプにより動作を確認した。本クローラを構成するモジュールは全てProducer-Consumer型であり、QueueLinkerにより分散実行できる。実験に先立ち、本クローラがWebサーバにかける負荷を軽減するために、同一Webサーバに対するアクセス時間間隔の最小値を厳密に保証するクローリングスケジューラを開発した。本スケジューラは、時間計算量が0(1)であり、空間計算量の上限がクローリング対象のURL数に依存しない。本アルゴリズムはDEIM 2011において発表した。
そして、開発したWebクローラをアプリケーションに用い、QueueLinkerの自動プロファイリング機能を開発した。本プロファイリング機能は、モジュールが使用するCPU時間や、ネットワーク通信量をプロファイリングできる。その後、昨年度開発したシステム自動最適化アルゴリズムを実際のプロファイリングデータを利用して動作するよう設計を修正した。本アルゴリズムは、各モジュールが使用するリソース量に基づいて、アプリケーションの性能が最大になるように、モジュールに割り当てる計算機やスレッド数を自動で決定するものである。

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] ウェブサーバへの最短訪問間隔を保証する時間計算量が0(1)のウェブクローリングスケジューラ2011

    • Author(s)
      森本浩介・上田高徳・打田研二・山名早人
    • Organizer
      第3回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM)
    • Place of Presentation
      静岡県伊豆市
    • Year and Date
      2011-02-28

URL: 

Published: 2012-07-19  

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