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2009 Fiscal Year Annual Research Report

エリートテニス選手の生育史に基づくトレーニングのあり方に関する研究

Research Project

Project/Area Number 21650164
Research InstitutionTsukuba Gakuin University

Principal Investigator

遠藤 愛  Tsukuba Gakuin University, 情報コミュニケーション学部, 講師 (40320626)

Keywordsテニス / コーチング / 運動遊び / 発育発達過程 / 生育史
Research Abstract

平成21年度には,世界ランキング100以内を記録し,グランドスラム大会への出場経験を有する杉山愛氏,錦織圭氏,松岡修造氏らを含む国内トップレベルのプロテニスプレーヤー11名(男子3名,女子8名)にインタビューを行った.調査内容は,発育発達過程に行った運動遊びの内容,運動遊びに対する家族の影響,運動遊びからスポーツ,テニスへの導入などについて尋ねた.そして,幼少時の運動遊びの経験が,体力,精神力,テニスの技術などにどのように影響を及ぼしているのかについて,振り返ってもらった.また,実際に行ったテニスの技術・体力トレーニングや,受けたコーチングの内容などについても調査した.
調査を行った結果,対象者らは以下の項目において共通点が認められた.
(1) 幼少時から運動遊びが好きで,毎日外で遊んでいた.
(2) 家族は,運動遊びを積極的に行わせてくれた.
(3) 鬼ごっこ,ボール遊びなど,さまざまな内容の運動遊びに親しんだ.
(4) テニスを始めたきっかけは,家族の影響が大きかった.
(5) 運動遊びを通して,体力を鍛えることができた.
(6) 運動遊びの中で,体を動かす楽しさだけではなく,目的を達成するために自分の感情をコントロールすること,動きなどを工夫すること,さらには勝負のかけひきなどを学んだ.
(7) 幼少時から運動遊びに親しんだことが,テニス選手として役に立った.
(8) 自分のテニスのプレースタイルは,身体,体力,精神の各方面における特徴を生かしている.
(9) テニストレーニングの環境を整備するために,家族が最大限の協力をしてくれた.
以上の結果から,優れたテニス選手になるためには,幼少時より運動遊びに親しむことが重要であると考えられる.また,家族の影響も大きく,ハード,ソフト両面における環境の整備も重要であることが示唆された.

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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