2011 Fiscal Year Annual Research Report
看護専門外来システムの構築と総合的アウトカム評価に関する研究
| Project/Area Number |
21659492
|
|---|
| Research Institution | Gunma University |
|---|
Principal Investigator |
岩永 喜久子 群馬大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (40346937)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小板橋 喜久代 群馬大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (80100600)
神田 清子 群馬大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (40134291)
二渡 玉江 群馬大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (00143206)
常盤 洋子 群馬大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (10269334)
岡 美智代 群馬大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (10312729)
|
|---|
| Keywords | 看護専門外来 / がん看護相談 / 乳腺看護外来 / 母性看護外来 / 糖尿病療養相談 / リラクセーションマッサージ / リンパ浮腫外来 / 母乳外来 |
|---|
| Research Abstract |
本研究は、臨床・教育連携による看護の役割拡大として、看護職による新たな事業の提示を特色としている。本年度の目的は、(1)役割拡大をより確実なものとするために看護専門外来の運営を継続・発展させるとともに、(2)院内外へ活動状況を提示し交流を通してアウトカム評価指標を確定させることを目的とした。主に以下のことを実施した。
1)9分野看護専門外来のシステム構築と運営ならびに連携会議による基盤強化
開設運営している外来(リラクセーションマッサージ、リラクセーション外来、リンパ浮腫外来、がん看護相談外来、乳腺看護外来、糖尿病療養相談・フットケア外来、母性看護外来、神経内科看護相談外来、母乳外来)の基盤を強化するために、臨床・教育双方からなる定期的な検討の連携会議を開催し、外来運営と活動状況を報告し評価や改善点などについても検討した。その結果、これまで以上にスムースな外来運営と、診療部門からの紹介や相談が寄せられた。
2)事業を継続するための人材の育成
開設している看護専門外来を維持し継続させるために、各分野の人材育成が急務であったため、連携会議を通して、キャリア開発のシステムをA大学病院のモデル施設に創出し、施設のラダー教育へ組み込みながら育成している。年度末に担当者ならびに施設の看護職や他部門の参加者による活動報告会を実施するとともに、今後活動したい看護専門外来のニーズ等も調査した。また、退職による有能な人材の再雇用のシステムを創り、継続してサービス提供ができるシステムを構築した。その結果、キャリア開発のシステムの運用ができるようになった。
3)調査票策定・確定
看護専門外来のアウトカム評価指標の開発のため、患者用質問紙調査票ならびに活動している看護職の面接調査ガイドラインなどを策定し、決定した。その際、国内の看護学学術集会において参加者との討論内容も参考にして、調査票を作成した。
|
Research Products
(4 results)
