2009 Fiscal Year Annual Research Report
競技力向上を狙いとした総合的コンディショニング評価基準の構築
Project/Area Number |
21700619
|
Research Institution | National Institute of Fitness and Sports in Kanoya |
Principal Investigator |
松村 勲 National Institute of Fitness and Sports in Kanoya, 体育学部, 助教 (30404544)
|
Keywords | コンディショニング / 競技力向上 |
Research Abstract |
本研究の目的(重要性)は,現役アスリートを対象に,多種多様な測定を継続的に実施し,そのデータをもとに,競技力を向上させる為のコンディショニング(コンディション)の評価基準を構築することである. そのため,研究1年目の平成21年度は,データ収集期間と位置づけ、種々の測定の継続的な実施が主な研究活動であった. 具合的には,陸上競技中長距離選手20名を対象に,日々のトレーニング(休養日等除く)での身体的疲労感と精神的疲労感故障部位とその痛みの大きさの調査(測定),毎週1回(水曜日か木曜日)のリバウンドドロップジャンプならびに連続5回ジャンプの測定,握力の測定,閉眼片足立ちの測定,月1回の血液検査の実施が平成21年度の研究活動であった. 上記の多くの測定は計画的に実施できたが,計画の段階で予定していたPOMSでの心理面のテストは時間的制約と予算的な制約から,体組成測定は種々の制約から,平成21年度は実施できなかった.また,起床時心拍数の測定や体重の測定など起床時等の測定のため被験者に一任していた測定に関しては,測定不備な者も多く,うまく実施できなかった.平成22年度にはその対処として,心拍計(血圧計)の使用や体調管理ソフトの改訂を行い,しっかり対処したいと考えている。 それでも,現時点で膨大な量のデータが収集できており,今後はこれらの測定の継続とともに,現時点で収集できているデータをいかに分析し,評価基準の構築に繋げていくがも重要な研究活動となってくる.
|