2011 Fiscal Year Annual Research Report
競技力向上を狙いとした総合的コンディショニング評価基準の構築
Project/Area Number |
21700619
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Research Institution | National Institute of Fitness and Sports in Kanoya |
Principal Investigator |
松村 勲 鹿屋体育大学, スポーツ・武道実践科学系, 講師 (30404544)
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Keywords | 競技力向上 / コンディショニング |
Research Abstract |
本研究の目的(重要性)は,現役アスリート(中長距離走選手)を対象に,多種多様な測定を継続的に実施し,そのデータをもとに,競技力を向上させるためのコンディショニング(コシディション)の評価基準を構築することである. そのため,研究最終年度となる平成23年度は,前期にこれまでと同様のデータ収集(測定の実施)と,後期にこれまで集積したデータの分析を実施し,そこから評価基準を完成させる計画であった.この計画をもとに,前期のデータ収集は大方順調に実施できたものの,後期のデータ分析とコンディションの評価基準の作成、完成が,前年度からの課題と同様,データの分析方法の検討に苦慮し,未だ評価基準の作成にも至っていない.しかし,身体のコンディションが握力で判断できることがみえてきているなどしており,これからそれらを含めしっかり分析し,コンディションの評価基準を完成(構築)させたい. よって,本研究の平成23年度の成果の大半は,データ収集であった.陸上競技中長距離の現役選手30名を対象に,日々のトレーニングでの身体的疲労感,精神的疲労感,故障部位とその痛みの大きさをトレーニング実施前後に調査し,また毎週1回ドロップジャンプと連続5回ジャンプでのRJ指数測定と握力,閉眼片足立測定,毎月1回の血液検査を実施し,それらのデータを収集した.それらのデータをMicrosoft office Excel 2007に打ち込み,データを集積した. その他,上述の多くの測定は計画通り実施できたが,起床時心拍数の測定や体重の測定など起床等に被験者に一任していた測定は,データの欠損(測定の未実施)がみられる結果となった.
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