2009 Fiscal Year Annual Research Report
NILとUVLの融合によるたんぱく質配置とDNAの大量並列解析
Project/Area Number |
21710129
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
横川 隆司 Kyoto University, 工学研究科, 助教 (10411216)
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Keywords | ナノインプリント / MicroTAS / MEMS / 分子操作 / DNA |
Research Abstract |
本研究の目的は、生体由来のナノアクチュエータであるモータタンパク質とDNA分子を融合して、「分子による分子操作」を大量かつ並列におこなう分子アクチュエータシステムを構築することである。具体的には、微小管上でのキネシンあるいはダイニンモータタンパク質の運動と、ナノインプリントリソグラフィ(NIL)とUVリソグラフィ(UVL)の併用によるマルチスケール流体デバイスを融合する。これにより、マイクロ・ナノ構造による分子配置を可能にし、DNA分子を1分子ずつ、一方向に、大量かつ並列に搬送、伸張するアクチュエータを製作する。 当該年度においては,(1) λDNA両端の分子修飾と(2) 分子システムの検討とDNAのマニピュレーションを検討課題として掲げた。これまでに、DNAの一端をDIG,もう一端をビオチンで修飾し分子操作を行う系を確立した。DNAの伸長現象は、100um四方の視野内で数個観察され、従来研究と異なる分子系でもモータタンパク質によるDNA操作が可能であることを示した。今後、さらに伸長現象の高効率化について検討する必要がある。また,NILとUVLの融合によるデバイス製作に取り組んだ。これまでに、NILによる幅500-2000nmのサブナノチャネルとUVLによる幅300umのマイクロチャネルを融合した流体デバイスを製作し、溶液が導入できることを確認した。
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Research Products
(25 results)
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[Presentation] 電気浸透流を用いた異種細胞配置に関する研究2009
Author(s)
北澤裕子, 寺尾京平, 小此木孝仁, 横川隆司, 小寺秀俊
Organizer
第20回化学とマイクロナノシステム研究会(20th Cheminas)
Place of Presentation
金沢エクセルホテル東急・石川四高記念文化交流館(石川県・金沢市)
Year and Date
2009-11-08
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