2009 Fiscal Year Annual Research Report
図形楽譜における音楽音響想起と音楽的スキーマのコレスポンデンス分析
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21720048
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| Research Institution | Shinshu University |
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Principal Investigator |
小野 貴史 Shinshu University, 教育学部, 准教授 (10362089)
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| Keywords | 音楽心理学 / 音楽学 / 図形楽譜 / 因子分析 / コレスポンデス分析 / 階層的クラスター解析 / スキーマ |
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| Research Abstract |
研究の目的
本研究は音響想起と音楽的スキーマの相関を、実験者が作成した4つのパターンの図形楽譜を被験者に与え、自由記述式アンケートによって得られた音楽・音響想起イメージをコレスポンデンス分析にかけることによって解析する手法であり、以下3つの課題を明らかにする目的を持っている。
1) 読譜知識及び音楽的スキーマ構成による図形からの音響想起に差が出るのか。
2) 図形楽譜におけるアフォーダンス(空間把握能力)に音楽理論知識は有効か。
3) 音楽的スキーマが認知バイアスとなって自由な発想を妨げてはいないか。
本年度は、統計心理学の有識者の意見を参考に、コレスポンデンス分析を援用した研究・統計解析手法を精査し、音楽学の観点から図形楽譜に対する演奏解釈の基準を立証しつつ、その検証を基に課題作成を行った。また母集団を選定し、アンケートを実施した。また、統計解析手法を音楽心理分析に援用する試行として、因子分析とコレスポンデンス分析、さらに階層的クラスター解析を援用した音楽聴取測定実験を行い、学会にて口頭発表を行なった。
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