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2009 Fiscal Year Annual Research Report

抽象的危険に対する立法的対応-立法裁量の統制に関する基礎研究

Research Project

Project/Area Number 21730023
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

米田 雅宏  Kanazawa University, 法学系, 准教授 (00377376)

Keywords行政立法 / 抽象的危険 / 因果関係 / 警察法 / 環境法
Research Abstract

本年度は、研究計画1年目の年ということもあり主に二つの検討を行った。一つは、警察法分野における公私協働の一例として注目されている「警察=民間安全パートナーシップ」の検討である。これは、私人(主として警備業者)が公私協働の一環として警察機能を担う場合の意義・問題点をドイツ法を素材にして明らかにしようとするものである。その成果は「私人による警察活動とその統制-ドイツ警察法における公私協働論を素材として-」(法律時報81巻13号)と題して公表した。もう一つは、抽象的危険概念の法実証化である。これは二段階に分けて検討を行った。一段階目は、これまでの裁判実務の中で抽象的危険概念(またこれに対比される具体的危険概念)がどのように理解され解釈適用されてきたのかを我が国の裁判例(最高裁・下級審を含む)を素材にして分析するというものである。その成果の一部は「『危険判断の論証モデル』の有効性とその限界(1)(2・完)-危険の存否が争点とされた裁判例の分析」(金沢法学52巻1号2号)と題して公表した。これを踏まえた上で二段階目として、ドイツ法の分析を通じて(具体的危険概念との異同に注意しながら)抽象的危険概念の法実証化を試みた。抽象的危険は、具体的危険のように「個別ケース」における損害発生の蓋然性に焦点を合わせて概念構成されるのではなく、行為、施設あるいは場所における「典型的な」損害発生、つまり危険の「実在様式」に焦点を合わせて概念構成されること、その理由、具体的法的効果等について明らかにした。もっとも当初予定していた[リスク」や「傾性的危険」といった抽象的危険類似の概念の解明までには至らなかった。これは次年度の課題である。

  • Research Products

    (3 results)

All 2010 2009

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] 「危険判断の論語モデル」の有効性とその限界(二・完)-危険の存否が争点とされた裁判例の分析2010

    • Author(s)
      米田雅宏
    • Journal Title

      金沢法学 52巻2号

      Pages: 25-57

  • [Journal Article] 私人による警察活動とその統制-ドイツ警察法における公私協働論を素材として-2009

    • Author(s)
      米田雅宏
    • Journal Title

      法律時報 81巻13号

      Pages: 354-357

  • [Journal Article] 「危険判断の論語モデル」の有効性とその限界(一)-危険の存否が争点とされた裁判例の分析2009

    • Author(s)
      米田雅宏
    • Journal Title

      金沢法学 52巻1号

      Pages: 57-94

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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