2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21730172
|
Research Institution | 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構(新領域融合研究センター、DBCLS) |
Principal Investigator |
元山 斉 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構(新領域融合研究センター、DBCLS), 新領域融合研究センター, 融合プロジェクト特任研究員 (20383490)
|
Keywords | ミクロ計量分析 / 標本調査法 / 計量経済学 |
Research Abstract |
平成22年度は,前年度に引き続き,標本調査の枠組みでの漸近理論における問題点を整理するとともに,今回の研究対象とする統計量に対する独立同一標本・時系列モデルでの既存研究の証明方法を精査する作業を行った.有限母集団からの非復元無作為抽出のときに条件付きのメディアンを含む、条件付き分位点を回帰モデルで表現した分位点回帰推定量の漸近正規性について統計関連学会で報告した他、同じ有限母集団からの非復元無作為抽出のときの分位点の漸近正規性について、従来の証明よりもはるかに簡明に証明する方法を東北大学大学院経済学研究科応用統計計量ワークショップ(サービス・サイエンスにおける数理最適化研究プロジェクト研究会)で報告した。また、実際のミクロデータ分析としては企業活動基本調査と事業所・企業統計調査の結果を企業単位で結合し、企業活動基本調査の調査対象でない企業の補完推計を実施し、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構の融合プロジェクト国際ワークショップ「社会のイノベーションを誘発する情報システムデータ中心人間・社会科学へのパラダイムシフト」にて報告した。
|