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2010 Fiscal Year Annual Research Report

BMP結合因子Cv2の腎発生過程におけるBMPシグナル活性化メカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 21770249
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

池谷 真  京都大学, 再生医科学研究所, 研究員 (20442923)

Keywords遺伝学 / 発生・分化 / 細胞・組織 / シグナル伝達 / 循環器・高血圧
Research Abstract

平成22年度は下記の成果を得た。
1.BMPシグナル検出系の確立
Cv2によるBMPシグナル活性化機構を詳細に検討する為、BMPシグナルの高感度検出系の開発を行った。BMPシグナルが活性化すると細胞内でSmad1/5/8がリン酸化され、Smad4と結合して核内に移行する事が分かっている。そこで、Smad1とSmad4の分子間相互作用を利用したSplitGFP分子の開発を行った。しかし、これらの分子を培養細胞に導入したところ、高発現した細胞が選択的に死んでいくという現象が観察され、作製したコンストラクトでは生細胞のBMPレベルを検出する事ができないと判断した。
2.Cv2と相互作用する分子の探索
in vitroの系を用い、Tsg以外のCv2と相互作用する分子の探索を行った。候補分子としてChordin,CHL1,CHL2のsiRNAを作製し、HEK293T細胞に導入して効果の検討を行った。しかし、TsgのsiRNAを導入した場合に観察されたような、Cv2の機能阻害効果は観察されず、これらの分子はCv2と相互作用するという証拠は得られなかった。
3.Cv2遺伝子の制御領域の解析
Cv2^<-/->変異体の解析から、Cv2遺伝子の発現がBMPシグナルによって制御されていることを示唆する結果を得ていた。そこで、Cv2ゲノムの5'上流領域とルシフェラーゼ遺伝子を結合したコンストラクトを用いたレポーターアッセイを行い、このコンストラクトがBMPに反応してルシフェラーゼ活性が上昇することを示した。このことから、Cv2の5'上流にはBMP反応領域が存在する事が示唆され、現在引き続きその領域の同定を行っている。

URL: 

Published: 2012-07-19  

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