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2010 Fiscal Year Annual Research Report

分泌解析モデルタンパク質を用いた分泌活性ハプロ不全を示す必須遺伝子の網羅的解析

Research Project

Project/Area Number 21780076
Research InstitutionYamaguchi University

Principal Investigator

星田 尚司  山口大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (00314823)

Keywords必須遺伝子ヘテロ破壊株セット / Saccharomyces cerevisiae / 分泌性ルシフェラーゼ
Research Abstract

平成21年度に実施した基準型の分泌性ルシフェラーゼ遺伝子を用いた必須遺伝子ヘテロ破壊株に対する網羅的解析により同定できた遺伝子高発現ヘテロ破壊株59株の機能解析を進めた。
プラスミドで発現させて得られた高発現株の中からプラスミド-コピー数の変化により発現量が増加したものを区別する目的で、分泌性ルシフェラーゼ発現カセットを破壊株の染色体に組込んで発現量を調べた。プラスミドで発現させた場合に比べて多くの破壊株では発現量が野生株に比べて大きく増加しなかった。また、発現量の増加がプロモーター活性の増加など一般的なものかどうかを知るために、細胞内で生産されるルシフェラーゼを破壊株で発現させて発現量を調べた。
コドンが異なるルシフェラーゼ発現量の非常に大きな差が配列のどの領域に強く依存しているのかを調べるために、高頻度型と低頻度型の遺伝子を組み合わせたキメラ遺伝子を作製した。これらの発現量を調べたところ、高頻度側の544bpまでに発現を大きく変化させる配列があることがまず明らかになり、徐々に領域を狭くしていくことで最終的に、61-211bpの範囲にある1つあるいは2つの30bp程度の配列にまで絞り込むことができた。これらの領域のコドンの種類では発現量の差を説明できなかったことから、DNA構造に着目して調べたところパリンドローム構造の違いが見つかった。しかしパリンドローム構造に変化を与えても予測した発現量にはならなかった。その配列の要因はまだ決定できていないが、比較的短い配列変化が発現量を大きく変化させるという新しい知見である。23年度に引き続き発現を変化させる配列の特定を進める。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 開始コドン上流とORF中の配列が遺伝子発現に与える影響2010

    • Author(s)
      平川雄基、星田尚司、赤田倫治
    • Organizer
      第43回酵母遺伝学フォーラム
    • Place of Presentation
      奈良市ならまちセンター
    • Year and Date
      20100909-20100911

URL: 

Published: 2013-06-26  

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