2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21791207
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
奥山 智緒 Kyoto Prefectural University of Medicine, 医学研究科, 講師 (40347464)
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Keywords | FDG-PET / 甲状腺結節 / MRS / 良悪性 / 画像診断 |
Research Abstract |
1. FDG-PET/CTで見られる甲状腺結節の頻度と組織学的検証 FDG-PE検査5,027例(2,215例のPET検査と2,812例のPET/CT検査)中、甲状腺腫瘍の精査目的で施行された症例を除いて、偶発的に甲状腺に結節性の異常集積を指摘された125例(び慢性の甲状腺集積亢進症例は除く)中、生検や摘出術にて組織の確認がなされていた症例は45例であった。そのうち、悪性腫瘍が確認された症例は27例、残りは生検にて良性と診断された。FDG集積を半定量的にStandardized Uptake Value(SUV)にて評価したところ、悪性症例は3.8±5.4、良性病変は2.3±3.7(mean±S.D.)であり、両者の間に有意差は認められなかった。悪性症例2例では頸部にリンパ節転移を示唆する集積を伴っていたが、FDG集積のみで良悪性を鑑別することは容易ではないと考えられた。 2. 頭頸部領域における1H-MRSの検討の可能性について 凹凸があり、体外の空気と接するために信号を得るのが容易ではないMRSについて、Philips Achieva 3.0TにてHead-Neck coilを用いて適切な撮像条件を検討した。Voxel size 10×10×10mm、TR/TE=2000/288ms、NEX 128の条件にて、single voxel PRESS MR spectroscopyを施行し、甲状腺部のCho(choloine), Cre(Creatinine),乳酸のピークを確認できるスペクトル収集を得られることを確認した。
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Research Products
(4 results)