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2012 Fiscal Year Annual Research Report

傾斜機能を有する二酸化チタンバイオセラミックスの創生

Research Project

Project/Area Number 21791955
Research InstitutionMatsumoto Dental University

Principal Investigator

横井 由紀子  松本歯科大学, 歯学部, 助教 (60469012)

Project Period (FY) 2009-04-01 – 2013-03-31
Keywords二酸化チタン / セラミックス / アナターゼ / ルチル / 生体材料 / 焼結体
Research Abstract

本研究では、生体材料として応用できる二酸化チタンセラミックスの創生を目的としている。焼結体作製では、1次粒子の異なる種々のアナターゼ型二酸化チタン粉末を成形・焼結し、その触媒能の効果を検討した。1次粒子が微細なほどその触媒能による脱色・抗菌効果が高かった。焼成条件温度が高くなると、焼結が進み体積の収縮が大きくなり硬度が増し、アナターゼ型二酸化チタンからルチル型二酸化チタンに転移し、触媒能である脱色・抗菌効果は減少した。焼成条件温度を高くすると、アナターゼ型、ルチル型ともに、表面粗さは減少した。また1次粒子が微細なものは粒子が大きいものと比較して低温度下でも表面粗さが減少する傾向があった。
口腔インプラント体材料として要求される性質は、骨埋入部分では骨細胞との適合性が良好であること、また相反して口腔内細菌から感染を除去・予防することが必要である。当該年度にて、アナターゼ型二酸化チタンの焼成温度を変化させ、傾斜機能を有する焼結体試料を作製し、その評価としてin vitro試験にて細胞分化の状況を知るため、アルカリフォスファターゼ(ALP)活性を検討した。この結果、焼成温度が700度と低い焼結体上に培養したマウス由来骨芽細胞(MC3T3-E1)では、細胞数の増加はわずかしか確認されなかったが、ALP活性が高く確認された。これは同温度で焼成したルチル型試料と比較して大きな値を示した。触媒能を有するアナターゼ型二酸化チタンがALP活性上昇に関与することが示唆された。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Research Products

(1 results)

All 2012

All Journal Article

  • [Journal Article] 二酸化チタン焼結体の生体材料への応用:アナターゼ型TiO2焼結体の焼成温度とマウス線維芽細胞由来L929の細胞増殖2012

    • Author(s)
      横井 由紀子
    • Journal Title

      日本口腔インプラント学会誌

      Volume: 25 Pages: 262-270

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2014-07-24  

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