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2009 Fiscal Year Annual Research Report

匂いが摂食行動パターンへ及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 21791988
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

辻 忠孝  Osaka University, 大学院・歯学研究科, リサーチアシスタント (50527231)

Keywords摂食行動パターン / 匂い / キンモクセイ / 肥満
Research Abstract

桂花匂い刺激による血中糖動態への影響
研究方法(ラット):雄性成獣ラット(280-300g, n=10)を用いて,実験前日より絶食状態とし,15分間匂い刺激(1. 無臭,2. 桂花匂い)を付与した。匂い刺激解除45分後に食前血糖値を測定した。20%糖液(グルコース/体重=1mg/g)を3分間で経口投与し,15分間隔で120分間,尾静脈より採血し,血糖値を測定した。
研究方法(ヒト):健常人10名を対象とし,実験前日より絶食状態とし,15分間匂い刺激(1. 無臭,2. 桂花匂い)を付与した。匂い刺激解除45分後,食前の血糖値を測定した。トレーランG75を6分間で服用させた後,15分間隔で120分間血糖値を測定した。また,別の健常人6名を対象として,経口糖負荷試験を同様に実施し,糖負荷後60分時まで,5-10分間隔で血清インスリン値も測定した。対照実験として同じ健常者6名を対象として,同様の手法にて15分間の匂い刺激を付与し,匂い刺激解除45分後まで15分間隔で血糖値および血清インスリン値を測定した。
研究結果:ラット,ヒトともに糖負荷後の血糖曲線において『無臭』条件下に比較して『桂花匂い』条件下では,有意に早い時点(無臭:30-45min,桂花匂い:15-30min)で血糖値は最高値を示した。また,両者とも最大血糖値は『桂花匂い』条件下で低値を示したが,統計学的に有意差を認めなかった。糖負荷後45分・60分時での血糖値は有意差を認めた。また,ヒトでの糖負荷後の血清インスリン反応曲線は,二条件ともに糖負荷直後から30分以内に第一相の最高値を示し,その後再び分泌は持続的に増加して第二相の最高値を示した。『桂花匂い』条件下では,6名中4名は第一相の最高値までの時間が短縮され,第二相の最高値までの時間も,6名中5名は短縮した。糖負荷を行わずに15分間の桂花匂い刺激を付与した条件下では,匂い刺激解除45分後まで血糖曲線および血清インスリン反応曲線において血糖値,血清インスリン値の明らかな変動は認められなかった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 桂花(キンモクセイ)の匂いが糖負荷後のヒト血糖値および血清インスリン値へ与える影響2009

    • Author(s)
      辻忠孝
    • Organizer
      日本味と匂学会第43回大会
    • Place of Presentation
      旭川市民文化会館(北海道)
    • Year and Date
      20090902-20090904

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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