2009 Fiscal Year Annual Research Report
側臥位への体位変換後に生じるずれの実態把握と要因に関する研究
Project/Area Number |
21792172
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
橋本 みづほ Shinshu University, 医学部, 講師 (60377629)
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Keywords | 看護学 / ずれ / 側臥位 |
Research Abstract |
2002年から褥瘡対策未実施減算が施行され、褥瘡予防ケアの重要性はますます高まっている。予防のための手段のひとつとして、多くの施設で2時間ごとの体位変換が行われているが、側臥位への体位変換後のポジションが保持できずにずれることが経験上知られている。しかしながら、側臥位後に生じるずれに関して、その実態はほとんど把握されていない。そこで、側臥位への体位変換後、最大2時間までの『ずれの実態の把握』をシート状センサーを用いた『ずれ力』や『ずれ量』等の測定から、また『ずれの要因の検出』を小型高感度加速度センサーによる『活動量計測』や側臥位の角度等から明らかにすることを本研究の目的とした。 初年度は、研究者や認定看護師等の研究協力者による調査準備を行った。まず、市販のずれ力測定器からコンピュータにデータを出力して長時間のデータ保存を可能にした。また、小型高感度加速度センサーを用いると、寝返り等の微細な体動を感知して『活動量』として計測でき、それが『ずれ力』と相関することをプレ実験にて確認した。さらに、詳細な研究計画をたてるべく、研究協力病院に対して、褥瘡予防ケアの方法、体位変換の実際(時間や体位支持具の素材など)や、ずれやすいと経験上感じる患者層について、アンケート調査を行った。
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Research Products
(1 results)