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2011 Fiscal Year Annual Research Report

慢性呼吸器疾患患者のエンド・オブ・ライフ・ケアの臨床知

Research Project

Project/Area Number 21792202
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

高橋 良幸  千葉大学, 大学院・看護学研究科, 助教 (30400815)

Keywords慢性呼吸器疾患 / エンド・オブ・ライフ・ケア / 臨床知
Research Abstract

本研究の目的は、研究1では「エンド・オブ・ライフ期にある慢性呼吸器疾患患者は、緩徐に悪化するプロセスの中で何を体験し、どのようなニーズをもっているのか、またそれに対して、看護師はどのようなケアを行っているのか〔臨床知〕」について、文献検討と看護師へのインタビューから明らかにする。」ことおよび研究2で「エンド・オブ・ライフ期の慢性呼吸器疾患患者へ、看護師はどのような患者・家族一看護師関係を結んでいるのか〔相互作用〕」について、看護師へのインタビューから明らかにする。」としている。本年度は、研究1の「臨床知」および研究2の「患者・家族一看護師関係」について明らかにした。
慢性呼吸器疾患患者へのケアを行う9名の看護師へのインタビューの結果、看護師は、患者が、身体的にも心理的にもその苦しみから解放されること、必要な時に誰かが傍にいること、自分の助けなしに自分を心地よい状態にしてくれること、そして、患者と家族の互いの意見のすれ違いを擦り合わせること、清潔が保たれること、を慢性呼吸器疾患患者のニーズとして知覚していた。そして、看護師は、患者あるいは家族と本音を引き出すために開かれた質問と会話からなんでも言ってもらえる関係を築き、患者の本音を見極め叶えるための対話を続け関係を結んでいた。看護師は、そのような関係を築きつつ、患者の日ごろの基準内での呼吸の保持、苦しさ寂しさを紛らわせるためのコミュニケーション・スキンシップ・体位の工夫、家族の望む方向への対応、患者家族の不可能との思いこみからの開放、一番患者がくつろげる状態の実現を行っていたことが明らかになった。
看護師のインタビューから上記臨床知を明らかにすることができた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2012

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Nurses' perspective on the needs of chronic respiratory patients and their families at the end-of-life2012

    • Author(s)
      高橋良幸
    • Organizer
      15th East Asian Forum of Nursing Scholars
    • Place of Presentation
      シンガポール
    • Year and Date
      2012-02-22

URL: 

Published: 2013-06-26  

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