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2009 Fiscal Year Annual Research Report

色覚の個人差に寄与する生理的要因に関する研究

Research Project

Project/Area Number 21800006
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)

Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

山内 泰樹  Yamagata University, 大学院・理工学研究科, 准教授 (60550994)

Keywords感性情報処理 / 等色関数 / 個人差 / 黄斑色素濃度 / 心理物理学
Research Abstract

異なる色表示メディアにおいて,計測器で測定した値が一致しても,観察者によっては同じ色に知覚されないことがあり,またそれは個人によって異なる.この原因は人間の色知覚メカニズム側にあり,色の見えの個人差として知られているが,その要因は明らかになっていない.本研究では,色覚に寄与する生理的特性の中でも黄斑色素濃度に着目し,色の見えの個人差に対して生理的特性の個人差がどの程度寄与するかを実験的に求めることを目的としている.黄斑色素は,中心窩付近の網膜を紫外線などから保護するために存在し,短波長成分を吸収する.そのため,黄斑色素が存在する中心窩と存在しない周辺視においてそれぞれ短波長光に関する感度を測定し,両者を比較することにより,中心窩を覆う黄斑色素の濃度が測定できる.
本年度は,黄斑色素濃度を測定するための実験装置の構築のための文献調査,並びに装置の設計及び試作を実施した.特に,2つのLED光を利用し,その光を積分球内に投射させ,その出射光を観察できる実験装置を構築した.両者のLED光を高速に交替点灯させ,片方の強度を可変にする.その相対的な強度を変化させ,ちらつき感を感じない拮抗点を求めることで感度を求めることが可能である.装置の部品を入手するのに時間がかかったこと,駆動装置を設計・製作するのに時間がかかったことから,本年度は装置の構築に終始してしまい,予備実験,実験条件の決定まで至らなかった.
平成22年度には早急に実験条件を決定し,実験を開始する予定である.

URL: 

Published: 2011-06-15   Modified: 2016-04-21  

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