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2009 Fiscal Year Annual Research Report

Akt-mTOR経路を介した骨格形成機構の解明

Research Project

Project/Area Number 21890194
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)

Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

六反田 賢  Nagasaki University, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (60549608)

KeywordsRunx2 / mTOR / Stat1,3 / TAK / Stat pathway
Research Abstract

mTORの下流シグナルの骨格形成プロセス(分化、増殖、基質産生、細胞成長)における機能を明らかにすべく、mTORの下流分子の機能を明らかにするとともに、Runx2の活性化を介した骨格形成プロセスの制御機構を解明することを目的とする。
まずStat1,3の軟骨細胞における細胞増殖における機能について、胎生15.5日齢のマウス胎児より摘出した長管骨を用いて対照群とラパマイシンを暴露した群で、器官培養を48時間、96時間行い、phospho-Stat1,phospho-Stat3が低下しているか、ウエスタンブロッティング、また免疫染色で検討した。現在のところ、免疫染色では明らかな差異を認めていないが、ウエスタンブロッティングではラパマイシン暴露によりphospho-Stat1,phospho-Stat3それぞれが低下する傾向を認められた。
そのため、恒常的活性化型Stat1,3アデノウイルスにより、ラパマイシンと恒常的活性化型Stat1,3アデノウイルスを胎生15.5日齢のマウス胎児より摘出した長管骨に同時に作用させ、ラパマイシンの効果を抑制できるか検討すべく、ウイルス作製について準備中である。もちろん、その場合は恒常的活性化型Stat1,3アデノウイルスも作製し、Stat1,3そのものの機能も決定する必要がある。
またStat1のリン酸化は、Runx2の核移行を促進している可能性が考えられ、TAK/Stat pathway inhibitorであるAG490(Statのリン酸化を抑制)を胎生15.5日齢のマウス胎児から摘出した長管骨に作用させ、器官培養を48時間、あるいは96時間行い、Runx2の局在を免疫染色で検討した。その結果、免疫染色では、Runx2の核移行は抑制されているようであり、Stat1とRunx2は協調して作用を発揮している可能性が考えられた。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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