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2009 Fiscal Year Annual Research Report

携帯情報端末を題材とする組込みICT機器の創造的開発用教材の研究

Research Project

Project/Area Number 21921006
Research InstitutionMatsue National College of Technology

Principal Investigator

川見 昌春  Matsue National College of Technology, 実践教育支援センター, 技術専門職員

Keywords組込みマイコン / 実験実習 / 携帯情報端末
Research Abstract

1.研究目的
高等専門学校の情報系学科のカリキュラムで実施される実験・実習の中には,マイコンを使用した機器制御をテーマとする実験がある.本校情報工学科では,低学年でマイコンからスイッチ・LEDなどの周辺デバイスを制御する基本技術について学び,高学年ではマイコン搭載のライントレースロボットなどの制御を行う実験をテーマとして実施している.しかし,これらの内容は制御系学科で行われるマイコン制御実験のテーマと変わるところがなく,情報系学科の実験テーマとしての特色に欠ける.本研究では,情報系学科の実験テーマとしての特色をもつソフトウェア重視のマイコン応用実験および組込みICT技術の学習を可能とする創造性のある実験テーマの考案と教材の試作を行った.
2.研究方法
実験テーマは携帯情報端末を題材とする創造的製作を行う演習と位置づけ,企画・製作する機器の機能やソフトウェアの仕様は学生の自主性に任せることとした.また情報端末としての機能を満足させるためのマイコンボード(T-Engine仕様),タッチパネル付小型液晶モニター,入出力デバイス(マトリクスキー,4bitスイッチ,LED),各種センサー(照度,温湿度,加速度,方位)などを集約し,事前にマイコンと各種デバイスを接続した状態の実験教材ボードを試作した.これにより,ボード上にあるデバイスを組み合わせて「携帯情報端末の機能」をハードウェアの接続に煩わされることなく学生が製作できる環境を整えることができた.
3.検討
今後は実際の実験に向け,設計・製作用資料および各デバイスの入出力制御用サンプルプログラムを豊富に用意することで,搭載する機能の設計・実装に注力させる環境を整える.ただ今回試作した実験教材ボードでは,ミドルウェアのライセンスを含めた制作費が高額となり必要な台数の調達が困難なことから,安価で同等の機能を持つマイコンボードの調査・検討が今後の課題である.

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 携帶情報端末を題材とする組込みICT機器の創造的開発用教材の研究2010

    • Author(s)
      川見昌春
    • Organizer
      平成21年度実験実習技術研究会
    • Place of Presentation
      琉球大学
    • Year and Date
      2010-03-05

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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