2021 Fiscal Year Annual Research Report
A comparative research on mobilities, representations and social relationships among migrant workers under the Pandemic
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21H00646
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
長坂 格 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 教授 (60314449)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小ヶ谷 千穂 フェリス女学院大学, 文学部, 教授 (00401688)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | パンデミック / 移住 / フィリピン / エッセンシャルワーク / 移住ケア労働者 / 移住農業労働者 / 移住家事労働者 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、各国における新型コロナウィルス感染症の拡大状況を注視しつつ、実地調査、文献調査を行った。代表者である長坂は、パンデミックの移住者への影響に関する諸研究を収集し、研究の総括の準備を行った。また、海外研究協力者となっているフィリピンのスカラブリニ移住センターのM.アシスの協力を得て、8月、11月、1月と3度のパンデミックと移住に関する国際ウェビナーを実施した。8月と11月のウェビナーでは国内外の研究者や実践者、行政職員をスピーカーとして招へいした。1月のウェビナーでは研究協力者3名の、調査経過についての発表を行った。また、長坂は、海外研究協力者である、Bonifacioのカナダでのケア労働などに従事する移住労働者の調査、Fresnoza-Flotのフランスとベルギーでの移住家事労働者の調査、Galamのイギリス、オランダでの移住家事労働者の調査、飯田の日本国内の農業労働を行う技能実習生の調査を支援した。分担者である小ヶ谷は、パンデミック下の日本におけるフィリピン系移住者表象についての調査をすすすめる一方で、大野による農村地域での、食品加工に従事する女性移住労働者の調査を支援した。年度を通して、オンラインでの研究会を4回実施した。 一部予算の繰越を行った2022年度では、4月に、長坂が、飯田とともに、日本国内の農業労働を行う技能実習生のパンデミック経験についての調査を実施した。7月には、対面とオンライン併用の研究会を横浜で開催した。また、第5回日本地区フィリピン研究国際学会においてパネル((Im)mobilities, (mis)representations, and socialities among Filipino migrant workers under the pandemic)を組織し、5本の調査結果の報告を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
初年度は新型コロナウィルス感染症の拡大の影響で、国内調査、国外調査を十分に実施することができなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度に、2021年度の国内調査の遅れを取り戻すべく、飯田と長坂は調査を複数回実施した。2023年度においても、国内調査を中心に、これまでの遅れを取り戻すための調査を実施する。また、これまで新型コロナウィルス感染症が拡大するなかで実施できなかった、対面での研究打ち合わせおよびワークショップ開催などを通じた研究発表の機会も設けていくことで、研究成果の公表の遅れも徐々に取り戻していきたい。
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Research Products
(11 results)