2023 Fiscal Year Annual Research Report
Creation of Fibers and Non-Woven for Multifunctionalized Tough Crystalline-Gels
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21H01994
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
宮 瑾 山形大学, 大学院有機材料システム研究科, 准教授 (30631759)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松葉 豪 山形大学, 大学院有機材料システム研究科, 教授 (10378854)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ゲル / 繊維 / ナノファイバー / マイクロフィルム / 光反応 / エレクトロスピニング |
Outline of Annual Research Achievements |
モノマーの構造と仕込み比が繊維の力学特性への影響を検討した。用いる2種類のモノマーであるジメチルアクリルアミド(DMAA)、アクル酸エチル(EA)の割合をかえることにより、3種類P(DMAA-co-EA)共重合ゲルを作製し、引張試験で力学特性を評価した。DMAAとEAの割合が3:1の場合は、最も靭性が高く、強度と伸びのバランスがいいP(DMAA-co-EA)共重合ゲルが得られた。 さらに、構造と物性・機能の相関性を理解するため、熱物性,結晶構造、SEMによる評価を行った。これまでの結晶性ゲルでは、低融点結晶(orアモルファス)部位は、主に靭性、粘着性、自己修復性に寄与し、高融点結晶部位は主に強度、温度応答速度、形状記憶、蓄熱/放熱に寄与することがわかっている。これらの物性・機能を繊維と不織布でも同等レベルで達成するべく、繊維と不織布というマクロな形態とUV-ESという作製法が、分子レベルからミクロなレベルに至る構造に及ぼす影響を、重合および結晶挙動から理解することができる。モノマーの構造と仕込み比がことなるゲル繊維および不織布を作製・評価し、それぞれの構造と物性・機能に相違が見られたが、相関性に関する理解を深めるため継続的な検討が必要である。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)