2022 Fiscal Year Final Research Report
中東湾岸国における科学技術・イノベーション政策の学際的研究
Project/Area Number |
21H03882
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1150:Law, political science, economics, business administration, and related fields
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
Mita Kaori 中央大学, 人社系URA
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | International Relations / STI Policy / Innovation / Middle East / GCC |
Outline of Final Research Achievements |
本研究では、中東湾岸地域における科学技術・イノベーションの状況をNISの枠組みを使い、アクターや制度も含めて明らかにすることを試みた。これまでイランを含む湾岸地域において、資源の呪いやレンティア国家論が資源の豊富な地域の科学技術の発展や経済多角化を遅らせている主な理由とされてきたが、国際関係・安全保障(特に外的脅威)がその説明に新たな視点を加えるものとなった。そういった状況から、自前の技術力に遅れをとる当該地域で、再生可能エネルギーの展開を対象とし、輸入した技術を展開するということから得られる能力や変革力について検討をした。予備的な所見からプロジェクトをベースとした能力の習得がみられた。
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Free Research Field |
国際関係、科学技術・イノベーション政策
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
本研究の成果は、資源が豊富な湾岸国の科学技術や経済発展を説明する資源の呪いとレンティア国家論にもう一つの視点を加えるものとなる。また、中東湾岸地域の科学技術・イノベーションの状況を検討するにあたり、国営企業が大きな役割を果たす中東湾岸地域での政府系企業の能力や変革力を明らかにすることは、政策的な意味合いをもつ。また、技術や人材の輸入をしている当該地域で、技術や人材の輸入ベースでの能力の習得可能性を明らかにすることにも意義があると考える。中東湾岸地域のみでなく、技術後発国や発展途上国への応用も期待される。
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