Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
3次元半導体(Cu2O)、層状半導体(GaSe)、光触媒酸化物半導体(TiO2、SrTiO3)を対象とし、応募者らが開発してきた飛行時間型角度分解光電子分光法を用いて、パルスレーザー紫外光源によるポンプープローブ時間分解測定によって、半導体界面に生成する励起状態を、高い時間分解能でその挙動を調べようとする研究である。
光電子分光法は電子の脱出長が数ナノメートルで界面に敏感であり、通常基底状態の電子状態を調べることに限られるが、半導体の光による励起状態光電子分光法を用い、界面近傍での光と物質の相互作用を調べることを提案しており、得られる知見は、次世代の光触媒を含め光機能性材料開発に資すると期待される。