2022 Fiscal Year Annual Research Report
Pathogenesis of pulmonary fibrosis with a novel animal model
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21H04819
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
安友 康二 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (30333511)
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Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2025-03-31
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Keywords | 肺線維症 |
Outline of Annual Research Achievements |
最近の研究から、家族性肺線維症の原因遺伝子としてSFTPA1変異を同定することに成功した。さらに、同変異を持つSftpa1ノックイン(Sftpa1-KI)マウスを樹立したところ、Sftpa1-KIマウスは肺線維症を自然発症し、インフルエンザウイルス感染によって急性増悪することがわかり、Sftpa1-KIマウスは特発性肺線維症(IPF)の病態を模倣できる優れた動物モデルになり得ると考えられる。本研究では、Sftpa1-KIマウスを用いたシングルセルトランスクリプトーム解析を中心とした解析により、肺線維症の発症に関わる鍵となる細胞あるいは分子を同定している。そして、マウスの研究からえられた知見をヒトサンプルを用いて検証を試みている。特に、scRNA-seqによって得られた候補分子についての遺伝子改変マウスを作成した解析を本年度は実施し、そのマウスを用いた免疫学的解析および組織学的解析を行っている段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
Sftap1-KIマウスの肺からCD45陽性および陰性の細胞を分離してRNA-seqおよびscRNA-seqを実施した。現在その検討から、Sftpa1-KIマウスにおいて特異的に発現変動する遺伝子群を抽出する事に成功しているため、概ね順調に進展していると評価した。その遺伝子群のタンパク発現パターンについて組織学的な検証を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
Sftpa1-KIマウスにおいて特異的な遺伝子発現について、その遺伝子産物がプロテインレベルでも発現変動しているかについて検証する。同時に、その遺伝子が肺線維症においてどのような役割を持つかについても検討するために、各遺伝子の欠損マウスを作成している。各遺伝子欠損マウスとSftpa1-KIマウスを交配することによって、その遺伝子機能について検証予定である。
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Research Products
(1 results)