2022 Fiscal Year Annual Research Report
Can we prevent the social penetration of gaming disorder? Basic research for integrated scientific evaluation and early countermeasures against gaming disorder
Project/Area Number |
21H04853
|
Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
大山 要 長崎大学, 病院(医学系), 教授 (50437860)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
曽良 一郎 神戸大学, 医学研究科, 特命教授 (40322713)
小澤 寛樹 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (50260766)
竹林 実 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (60304440)
今村 明 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (40325642)
上野 雄文 独立行政法人国立病院機構肥前精神医療センター(臨床研究部), 臨床研究部, 院長 (00441668)
岩永 竜一郎 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (40305389)
福嶋 翔 独立行政法人国立病院機構肥前精神医療センター(臨床研究部), 臨床研究部, 医師 (00727000)
酒井 智弥 長崎大学, 情報データ科学部, 准教授 (30345003)
植木 優夫 長崎大学, 情報データ科学部, 教授 (10515860)
川尻 真也 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 准教授 (20457576)
一瀬 邦弘 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員教授 (60437895)
山口 拓 長崎国際大学, 薬学部, 教授 (80325563)
縄田 陽子 長崎国際大学, 薬学部, 講師 (00435140)
中尾 理恵子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (80315267)
小川 さやか 長崎大学, 保健センター, 助教 (80629171)
|
Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2025-03-31
|
Keywords | ゲーム症 / 人工知能 / MRI / バイオマーカー |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は前年度に続き、選択基準などの申合せ内容に基づき症例収集に向けたリクルート準備を行った。本研究の対象症例の多くは15歳以下の児童が占めるため、倫理面や負担軽減に細心の注意を払った運用方法の相互確認に多くの時間を費やした。この相互確認では、児童担当医師複数名と対面で意見交換して実施した。当初申合せに則った研究計画書・同意書・アセント文書・アンケートは長崎大学病院臨床研究倫理委員会で承認されたが(2022年4月26日承認)、その後の相互確認で生じた修正をもとに変更申請し、これについても承認を得た(2023年3月21日承認)。また、患者向け説明のフライヤー資料や担当医師の負担軽減のためのリクルート支援業務の整理資料を臨床研究支援会社(コーティネーター派遣業務も委託予定)と協力して作成した。代表者は臨床研究支援会社と参加施設を直接訪問して現地確認し、医師との意見交換の中でリクルート候補となる症例や参加希望症例がいることを確認した。他方、前年度と同様、症例リクルート開始からすぐに血清検体の解析を始められるよう、昨年度導入した最新の微量液体クロマトグラフィー-精密質量分析装置のチューンアップ実験を実施した。血清解析によるバイオマーカー探索では、多量に含まれるアルブミン・グロブリンの影響を最小限に微量なタンパク質の網羅的定量が必要となる。また、当該実験の過程で当該装置が前世代の同等装置に比べ感度が高く、期待通り血清中の微量タンパク質を定量できることを確認した。以上、2022年度実施分。 2023年度はリクルート案内のフライヤー、リクルート支援業務の資料が完成し、リクルートを開始した。2024年3月末現在で3症例の組み入れが済み、7症例の組み入れ予定となった。なお、本リクルートは臨床研究支援会社との契約下で担当医師の負担軽減を図りながら進めた。以上、2023年度繰越実施分。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究開始当初からのCOVID-19によるリクルート施設訪問打合せの延期、研究室稼働率低下の影響が遷延している。
|
Strategy for Future Research Activity |
通常の研究室稼働に戻り医療施設訪問も可能となり、リクルート開始から順調に組み入れが進んでいるため、次年度途中で予定症例に到達する見込み。また、解析に必要な装置のセットアップが完了しているので、リクルート開始後すぐに解析を始める。画像解析・アンケート解析を早々に開始し、可能な限り遅れを取り戻す。
|