2021 Fiscal Year Research-status Report
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21K00141
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Research Institution | 嵯峨美術短期大学 |
Principal Investigator |
岩崎 陽子 嵯峨美術短期大学, その他部局等, 准教授 (70424992)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 匂い / 香り / 美学 / アート / デザイン |
Outline of Annual Research Achievements |
国内調査として、キャラクター香水について調査した。銀座のプレマニアックスを取材し、キャラクター香水のコンセプトとパッケージデザインについて考察した。また同様のキャラクター香水をAIで制作しているシーナリーセントにも聞き取りを行い、現代のキャラクターのコンテンツ産業と香りの組み合わせの可能性について様々な角度から検討した。 コロナのために海外調査は難しかったが、オランダのマウリッツハイス美術館の香りの展覧会にアクセスし、香りキットを海外より郵送してもらってオンライン鑑賞と組み合わせて体験した。2021年度に開催した香りの展覧会を、アメリカの軸に香りとアートのコンペティションに応募した。その際に過去の香りとアートのコラボレーションについてサーベイし、その内容を分類・記録した。 香りの包括的な歴史について大分の香り博物館を訪問し、調査した。香りに関する様々な事象の展示方法についてまとめた。 全体として資料収集、事例研究を中心とした研究活動を実施した。次年度はこれらをまとめて学会発表や論文投稿につなげていきたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍のため、海外の展覧会に出向くことができなかった。オンラインツールの発展により、展覧会鑑賞や聞き取り調査をオンラインですることもできたが、実際に現地で香りを嗅ぐことができなかった。 そのため、海外事例の収集が十分であったとは言い難い。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は海外にも少しずつ目を向け、実際にいくつかのコングレスなどに参加することによってより広範囲の事例蒐集、人脈作りに努め、研究成果の向上を目指したい。
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