2022 Fiscal Year Research-status Report
在宅療養高齢者を看取った家族主介護者への適切なグリーフケア
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21K01980
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Research Institution | Chiba Institute of Science |
Principal Investigator |
平野 和美 千葉科学大学, 看護学部, 講師 (80849969)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 遺族支援 / グリーフケア / 悲嘆 / 在宅看取り / 家族主介護者 / 介護支援専門員 |
Outline of Annual Research Achievements |
介護支援専門員が実施する遺族支援と関連する要因を明らかにすることを目的に、前年度の調査結果から抽出した介護支援専門員の遺族支援の内容と文献を基に質問項目を設定した。 そして、全国の居宅介護支援事業所のうち、特定事業所Ⅰ.Ⅱ.Ⅲを取得している事業所10,176か所の中から1,400か所を2段階無作為抽出し、専任で従事している介護支援専門員への無記名自記式質問紙調査を実施した。回収率は、38.4%(538票)を得て、現在分析中である。調査内容は、遺族支援の経験の程度(「多くの支援をした」から「全く支援をしていない」の4段階リッカート尺度)を従属変数にして、介護支援専門員の遺族支援の重要度、ケアマネジメント全般において意識する視点や家族支援に対する考え方を独立変数とし、介護支援専門員および居宅介護支援事業所の基本属性を調整変数にして、介護支援専門員の遺族支援の経験の程度に影響を与えている要因を明らかにする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染拡大によるアンケート調査への影響を考え、郵送・回収時期を変更したため当初の計画より遅れている。分析を終え、学会発表を予定していたが、学会発表には至っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
現在の介護支援専門員対象の調査結果の分析を終え、学会発表・論文の執筆を行う。また、ご遺族を対象とした郵送法による無記名記述式質問紙にて調査を実施し、家族主介護者が必要としている支援は何かを明らかにする。
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Causes of Carryover |
学会発表や論文投稿に至らなかったため
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