2022 Fiscal Year Research-status Report
Research on the practice of "thinking and deliberating" moral lessons in collaboration with local communities and schools
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21K02532
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Research Institution | Kamakura Women's University |
Principal Investigator |
藤澤 文 鎌倉女子大学, 児童学部, 准教授 (40633623)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 「考え,議論する」道徳科授業 / 中学生 / 特別支援学級 / 縦断的研究 / VR道徳教材開発 / 教師調査・インタビュー / 教師研修 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,教育実践,教員養成,教員研修を連携させることにより,2018年からスタートした「考え,議論する」道徳科授業を実施することができるようになることを目指した連携モデルを運用していくことを目的としています。 教育実践に関して,不定期に小学校,中学校,特別支援学級の道徳科授業を観察し,トランザクション分析を用いて発話分析を行っています。また,2016年より,道徳性,社会的視点,コミュニケーション力,多次元共感性の縦断研究を行い,発達変化および経年変化を検討しています。特に,COVID-19を挟むことになったため,それも踏まえて,発達変化を検討することができています。 教員養成に関して,教員研修や教師インタビュー,授業観察の結果を踏まえて,教職学生に必要だと思われる要素を盛り込み,教職科目『道徳の指導法』の内容の改善を図っています。COVID-19により,対面で考えたり,議論したりすることが難しくなったため,仮想空間(VR)を活用したVR道徳教材を開発し,それを使用した道徳科授業が行える教職学生の養成を行っています。 教員研修に関して,COVID-19により,子どもたちが考えたり議論したりすることのできる道徳科授業の実施が難しくなっていることから,それらを克服し,なおかつ学校の先生方も子どもと同様,楽しく取り組んでくれるようなVR道徳教材を開発し,教員研修においてデモンストレーションを行っています。また,教師を対象としたオンライン調査やインタビュー調査も実施し,教員養成,教育実践を改善することにつなげています。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
COVID-19により,観察が制限されていましたが,例年通り,観察や教員養成,教員研修ができるようになってきたため。
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Strategy for Future Research Activity |
COVID-19が収まってきたため,国内の道徳科授業観察の回数を増やし,国外の道徳授業観察も実施し,分析を行っていく予定である。また,教員研修もCOVID-19前と同様に実施し,その改善をしていく予定である。COVID-19の影響により対面討論が難しくなったため,数年前より,オンライン上で議論をしたり,役割演技をしたり,シミュレーションをしたりすることのできる教材(特に,バーチャルリアリティ技術を活用した道徳教材)の開発を行ってきている。今後はこれらの教材の完成を目指し,なおかつこれらの教育効果の測定,教員研修への導入などを予定している。これらの研究活動を通して得られた知見は教職科目『道徳の指導法』の改善に役立てていく予定である。また,これまでの経過は,書籍や論文として国内外で発表し,社会還元に努めていく。
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Causes of Carryover |
COVID-19により,観察や調査の一部が延期していたり,学会発表などの旅費を使用することがなかったりしたため,次年度使用額が発生している。しかし,春ごろより,観察や実験が通常通りできるようになったり,出張にも行けるようになったりしてきたため,今後執行していく予定である。
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Research Products
(10 results)