2023 Fiscal Year Annual Research Report
Optimizing Depression Prevention Strategies in College Students Using Smart Phone Cognitive Behavioral Therapy
Project/Area Number |
21K03049
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
坂田 昌嗣 京都大学, 医学研究科, 助教 (40593653)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白石 直 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (30632989)
堀越 勝 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 認知行動療法センター, 特命部長 (60344850)
古川 壽亮 京都大学, 医学研究科, 教授 (90275123)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 認知行動療法 / スマートフォン / うつ病予防 / 大学生 / ランダム化比較試験 / 最適化 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は集積した合計1627名の対象者を1年間追跡後のうつ病発症予防効果を検証した。1年後追跡できた1301名のうち、133名(10.2%)が追跡中のいずれかの時期にうつ病エピソードを呈していた。セルフモニタリング(SM)、行動活性化(BA)、認知再構成法(CR)、アサーション(AT)、問題解決技法(PS)の各iCBT要素の有無によって発生率の差は認められなかった。PHQ-9で測定された抑うつ症状、GAD-7で測定された不安においても、要素による差は認められなかった一方、全群においてベースラインから軽減していた。これらの結果は、2024年1月に英文学術雑誌に投稿し、現在査読を受けている。 本研究の二次解析として、各iCBT要素の中断因子の検討を検討し、日本疫学会で発表した。また、新型コロナによる行動制限が大学生の抑うつのトレンド、CBTスキルによる閾値化抑うつのタイプ分けを行い、英文学術雑誌で発表した。
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Research Products
(9 results)