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2023 Fiscal Year Research-status Report

乳児を育てる母親の産後うつを予防し,育児をポジティブに捉えるプログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 21K03069
Research InstitutionNara Medical University

Principal Investigator

木村 奈緒美  奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (80791524)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 堀田 法子  名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 名誉教授 (90249342) [Withdrawn]
小川 成  名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 教授 (90571688)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Keywords母親役割 / セルフ・コンパッション / 人生の意味 / 介入研究 / 産後うつ予防
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、母親が人生の意味をもち、育児中の自分に対してセルフコンパッションできるようにすることで、母親の精神的健康の向上と母親役割を向上するためのプログラムを開発し、プログラムの効果を検証することであった。本研究では、精神科医師と協働でプログラムを作成し、作成したプログラムを少数の母親にパイロットスタディを行い、再構成後に有効性の検証のためRCTを行った。RCTでは乳児を育てる初めて母親となった女性を50名募集し、33名が集まった。1名が脱落し、32名の対象者を介入群と対照群に無作為に振り分けた。介入群の母親にプログラムを提供した。プログラムはCOVID-19パンデミック中であったこともあり、オンラインプログラムとなった。
介入前後で、親としての役割、精神的健康、人生の意味、セルフ・コンパッションを調査した。さらに、介入群には介入3ヵ月後と6ヵ月後にも調査を行った。対照群には、介入群のプログラム終了後に同じプログラムを提供した。
研究結果から、本プログラムが子育て中の母親の母性的役割と情緒的安定を促進するのに有効である可能性を得た。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

調査研究は終えており、現在研究成果の発表準備中

Strategy for Future Research Activity

本研究で作成したプログラムは産後の母親を対象としたが、産後うつなどを含む産後の精神的健康への影響は妊娠期からの要因も含まれているという先行研究もある。また、今回の
介入プログラムは広域での母親への提供が難しい。さらに多様な生活を送る母親の生活リズムに対応したプログラムが必要であると考える。今後、妊娠期からの介入や仕事などをもち多様な生活を送る母親たちも利用できるプログラムを作成する必要がある。

Causes of Carryover

研究自体は修了していたが、研究発表の準備と次の研究の準備が整っていなかったため、ほぼ使用することがなかったため。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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