2022 Fiscal Year Research-status Report
加齢黄斑変性初期病態モデルにおける網羅的脂質代謝解析
Project/Area Number |
21K09702
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
納富 昭司 九州大学, 大学病院, 助教 (10836563)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 桂二郎 九州大学, 医学研究院, 助教 (00795304)
園田 康平 九州大学, 医学研究院, 教授 (10294943)
中間 崇仁 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (30827556) [Withdrawn]
武田 篤信 九州大学, 医学研究院, 准教授 (40560313)
久冨 智朗 福岡大学, 医学部, 准教授 (50404033) [Withdrawn]
村上 祐介 九州大学, 大学病院, 講師 (50634995)
長谷川 英一 九州大学, 大学病院, 助教 (70636521)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 加齢黄斑変性 / オートファジー / 脂質代謝異常 |
Outline of Annual Research Achievements |
網膜にはDHAやEPAといった多価不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、DHAは網膜のリン脂質に含まれる脂肪酸の主要な成分である。DHAの代謝異常が加齢黄斑変性の発症に関与している可能性があるが詳細な病態については明らかでない。 我々はこれまでにLAMP2欠損マウスでドルーゼン様の沈着物が生じる事を明らかにし、初期AMDの新たな病態モデルとして報告した (Notomi S et al. PNAS 2019)。 今回の研究では網膜・脈絡膜・肝臓のDHA等のリン脂質の脂肪酸組成プロファイルを液体クロマトグラフ質量分析計で解析する手段を確立し、さらにLAMP2欠損マウスにおける脂肪酸組成を野生型と比較することで、AMD初期病変における脂肪酸代謝異常の新たな知見を得たい。 これまでに高齢のLAMP2欠損マウスと野生型マウスの網膜・脈絡膜・肝臓組織を用いて網羅的脂質解析を行った。その結果、LAMP2欠損マウスではDHA等の多価不飽和脂肪酸のリン脂質が減少していることが判明した。今後はさらに個体数増やし、若い月齢での分析も行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
LAMP2欠損マウスの繁殖不全により必要な個体数を確保できていない。
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Strategy for Future Research Activity |
体外受精胚移植を行い、必要なLAMP2欠損マウスの個体を確保する。
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Causes of Carryover |
LAMP2欠損マウスの繁殖が上手くいかず、次年度体外人工授精と胚移植を行い、実験に必要な個体を確保する。
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