2023 Fiscal Year Annual Research Report
加齢黄斑変性初期病態モデルにおける網羅的脂質代謝解析
Project/Area Number |
21K09702
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
納富 昭司 九州大学, 大学病院, 助教 (10836563)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 桂二郎 九州大学, 医学研究院, 助教 (00795304)
園田 康平 九州大学, 医学研究院, 教授 (10294943)
中間 崇仁 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (30827556) [Withdrawn]
武田 篤信 九州大学, 医学研究院, 准教授 (40560313)
久冨 智朗 福岡大学, 医学部, 准教授 (50404033) [Withdrawn]
村上 祐介 九州大学, 大学病院, 講師 (50634995)
長谷川 英一 九州大学, 大学病院, 助教 (70636521)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | リソソーム / リピドミクス / オートファジー / 網膜変性 / 加齢黄斑変性 |
Outline of Annual Research Achievements |
加齢黄斑変性 (Age-related macular degeneration: AMD)では、網膜色素上皮細胞 (Retinal pigment epithelium: RPE) の基底膜下にドルーゼンが生じるが、その形成機序については不明な 点が多い。ゲノムワイド関連解析で同定された AMD 発症の遺伝的リスク因子に補体関連遺伝子 や脂質関連遺伝子があるが、詳細な病態メカニズムはまだ十分に解明されていない。我々は これまでに AMD 患者の RPE で Lysosome-associated membrane protein 2 (LAMP2) が減少して いる事とLAMP2 欠損マウスでドルーゼン様の沈着物が生じる事を明らかにし、初期 AMD の 新たな病態モデルとして報告した。本研究では、このモデル動物を用いて網膜・脈絡膜の網羅的脂質代謝解析と補体活性化の分子機構 解析により、加齢とリソソーム障害から生じる AMD の病態を明らかにし、新しい治療標的の探索 を行う。すでに野生型マウスとLAMP2欠損マウスの網膜・肝臓などの組織を用いた網羅的脂質メタボローム解析を行い、遊離脂肪酸、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノラミン、トリグリセリドなどを液体クロマトグラフ質量分析計で測定した。 現在、LAMP2欠損マウスにおける脂肪酸の変化を解析中である。
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Research Products
(7 results)