2021 Fiscal Year Research-status Report
日常生活におけるノンエクササイズアクティビティを測定する尺度の開発と検証
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21K11050
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
松永 由理子 (明時由理子) 九州大学, 医学研究院, 講師 (50612074)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 君支 九州大学, 医学研究院, 教授 (80315209)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | Physical Activity / Sedentary / Light Physical Activity / Accelerometer / Questionnaire |
Outline of Annual Research Achievements |
令和3年度は,ノン エクササイズ アクティビティを評価する尺度の検討を行った.座位行動および軽強度の活動を評価する尺度 7-day SLIPA Log 原版の著者の承諾を得て順翻訳,合成,逆翻訳を行った.また,高齢者を対象にプレテストを行い,項目の内容,所要時間を確認した.検討した結果,高齢者の生活を考慮して項目の追加が必要であること,活動および休息の時間について毎日の記録が必要で欠損データが予測されること等いくつかの課題を残した.高齢者のノン エクササイズ アクティビティを評価する尺度として,改訂版The Short Questionnaire to Assess Health Enhancing Physical Activityの開発がされており,質問紙評価として検討している. 今後は,質問調査票による主観的評価と合わせて,加速度内蔵型活動量計を用いて客観的評価を行い,高齢者のゆっくりとした歩行や動作を考慮した生活活動量の評価について検討を進める予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
尺度の検討に時間を要したが,研究準備を進め,概ね順調に進展している.
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Strategy for Future Research Activity |
低活動の中・高年者 150名を対象として,座位行動および軽強度の活動を評価する尺度と加速度計による身体活動量の横断的研究を実施する.加速度計は軽強度の活動が測定可能なウェアラブルモニター(アクチグラフ wGT3X-BT,米国)を用いて評価する.
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Causes of Carryover |
次年度から調査に入るため,加速度内蔵型活動量計(wGT3X-BTモニター)10台は次年度での購入を予定している.
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