2021 Fiscal Year Research-status Report
近代日本の女性とナショナリズム:メディアによる奥村五百子像の拡散過程に着目して
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21K12519
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Research Institution | Bukkyo University |
Principal Investigator |
山本 彩乃 佛教大学, 公私立大学の部局等, 非常勤講師 (10897820)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ジェンダー / ナショナリズム / メディア / 植民地主義 / 奥村五百子 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は新型コロナウィルス感染拡大に伴うさまざまな規制のある中、オンラインによる研究会での成果の公表・意見交換や利用可能な図書館、古書・骨董品店、国内外のオンライン上のデータベースを活用した資料収集を中心に取り組んだ。 4月には本プロジェクトの開始にあたって京都コリア学コンソーシアム第68回研究会(オンライン開催)において「奥村五百子の伝記に関する一考察:朝鮮人との葛藤に関する描写の変化を中心に」をテーマに、奥村五百子に関する伝記資料の分析およびその方法に関する報告を行って、国内の研究者らと意見交換した。 また、資料収集においては海外や京都府外での調査に制限が加えられていたため、主に地元京都での調査を積極的に実施し、新資料の発掘にも努めた。加えて、日本・韓国・台湾の公的機関が運用するオンライン上のデータベースを活用した資料収集を開始し、次年度も継続している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染拡大に伴う諸規制により、海外調査はもちろん国内の図書館等へのアクセスにも制限が加えられていた。そのため、可能な範囲で資料収集を行ったものの、計画通りに進めるには非常に困難な状況にあった。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウィルスに関わる様々な規制が国内外で緩和される傾向にあるので、それに応じてこれまで実施できなかった国内外での調査活動を積極的に進めていくつもりである。また、2022年度には、2021年度に収集した資料を活用しての研究成果を国内の学会における口頭発表ならびに学会誌への投稿を通じて公表する考えである。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染拡大により国外での調査が実施できなかったために次年度使用額が生じた。これについては、今後、国外調査に関する規制緩和が期待されるところ、可能になった場合に海外調査の旅費等として使用するつもりである。
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