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2022 Fiscal Year Research-status Report

Improvement in continuous positive airway pressure (CPAP) therapy by the aid of acoustic rhinometry system.

Research Project

Project/Area Number 21K12770
Research Institution株式会社関西メディカルネット(関西電力医学研究所)

Principal Investigator

三原 丈直  株式会社関西メディカルネット(関西電力医学研究所), 睡眠医学研究部, 特別研究員 (90831123)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS) / 持続陽圧呼吸療法(CPAP) / CPAPアドヒアランス / 鼻腔通気 / 覚醒閾値
Outline of Annual Research Achievements

研究の目的は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)患者における持続陽圧呼吸(CPAP)療法のアドヒアランスに関与する重要因子である鼻腔通気の問題に対して、新たに音響鼻腔測定器および鼻腔通気度検査器を用いた病態生理学的サブタイピングを試み、より簡便で効果的な治療戦略にもとづく対処法を探っていくことです。これにより、鼻腔通気を通じてCPAPアドヒアランス向上に対する適切な検査、介入方法(個別化医療)を確立させ、OSAS患者の良好なCPAPアドヒアランスと予後の改善が期待できると考えます。
研究実施計画上は、令和3年度から4年度にかけて関西電力病院睡眠関連疾患センターにてCPAP療法中であるOSAS患者のうち、CPAPアドヒアランス良好例50名および不良例50名のエントリーを目標としており、そのアドヒアランス判定として過去6ヵ月間のCPAPデータにおいて「1日当たりの4時間以上使用率70%以上」を良好例、「70%未満」を不良例と設定しています。
CPAP使用中の当科外来患者のエントリー候補者150名以上(CPAPアドヒアランス良好93例と不良61例)のリストアップし、それぞれの患者のアドヒアランスを約6ヵ月にわたり追跡したデータも作成した時点で、そのデータ作成および解析の過程において、鼻腔通気以外にも睡眠中の呼吸イベントなどに際しての覚醒のしやすさ、すなわち覚醒閾値がCPAPアドヒアランスに関与する可能性が示唆されており、これについてすでに学会での発表は行いました。
肝心の音響鼻腔測定器および鼻腔通気度検査器については新型コロナの流行の影響を受けて海外からの納品遅延があったため、現在、鋭意鼻腔通気データ収集の途上にあります。
よって研究計画はやや遅延気味でありますが、今後鋭意計画の遂行を目指しています。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

CPAP使用中の当科外来患者のエントリー候補者150名以上(CPAPアドヒアランス良好93例と不良61例)のリストアップし、それぞれの患者のアドヒアランスを約6ヵ月にわたり追跡したデータも作成し、その過程において、鼻腔通気以外にも睡眠中の呼吸イベントなどに際しての覚醒のしやすさ、すなわち覚醒閾値がCPAPアドヒアランスに関与する可能性が示唆されており、これについてすでに学会での発表は行いました。
音響鼻腔測定器および鼻腔通気度検査器については新型コロナの流行の影響を受けて海外からの納品遅延があったため、現在、鋭意鼻腔通気データ収集の途上にあります。
よって研究計画はやや遅延気味でありますが、今後鋭意計画の遂行を目指しています。

Strategy for Future Research Activity

リストアップされている患者に対してはすでにCPAPアドヒアランス良好例と不良例への振り分けは終了しています。今後はひきつづきご本人の了解のもとに、①自記式質問票を用いた自覚症状の聴取、②音響鼻腔検査による形態学的精査、③鼻腔通気度検査による生理学的精査をおこない、必要症例に対してその他の診断・加療を進めていく予定です。
並行して、今回CPAPアドヒアランスに関与する要因として挙げられてきた覚醒閾値についても鼻腔通気との関連性について解析検討を進めて論文化を目指す予定です。
上記の過程をより単純化してスムーズに遂行していくことにより、これまでの遅延については挽回し、当初の計画よりさらに洗練された形で遂行したいと考えています。

Causes of Carryover

新型コロナの流行の影響を受けて音響鼻腔測定器および鼻腔通気度検査器の海外からの納品が半年以上遅延したため研究の遂行自体がやや遅延気味となり、研究成果の国際学会での発表なども現時点では未施行であり、当該年度中に使用予定であったものが、次年度に繰り越す形となりました。

  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] PSGの品質管理の現在の問題点2022

    • Author(s)
      三原 丈直
    • Organizer
      第13回日本臨床睡眠学会学術集会教育プログラム2

URL: 

Published: 2023-12-25  

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