2023 Fiscal Year Research-status Report
Decolonizing Museum: A Critical Analysis of Dialogic Communication in the US Ethnological Museums
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21K13148
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Research Institution | Musashi University |
Principal Investigator |
小森 真樹 武蔵大学, 人文学部, 准教授 (70808873)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ミュージアム(美術館・博物館) / 記念碑 / パブリック・ヒストリー / 植民地主義 / コミュニケーション / アメリカ先住民 / 万国博覧会 / 医学史 |
Outline of Annual Research Achievements |
パンデミックの影響で変更した計画に沿って研究を進めた。今年度は移動には制限がなかったが、国外調査は次年度のサバティカル期間に注力することとし、成果の発表と調査準備期間とした。
アメリカ・フィラデルフィアのテンプル大学学部、及び、イギリス・ロンドンのウェルカム・コレクションに研究協力を仰ぎ、両機関を拠点に英欧米地域の博物館脱植民地化の過程について調査を進める準備を整えた。ウェルカム・コレクションは同事業の実践・調査・研究に力を入れており、日本での活動時にはすでに意見交換・交流を進めてきた。
調査は遠隔でも進め、フィラデルフィアの医学博物館の脱植民地化事業に関する近年の動向について論文にまとめた。継続的に進めてきた、語り・対話において博物館や記念碑、社会運動や大衆文化が果たす役割に関する調査結果についても整理・考察し、それらについても論文・書籍等の形で発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
これまでにもパンデミック下での渡航制限などの困難も生じたが、遂行計画を調整し、研究内容を軌道修正したことで成果を上げた。また次年度に実地調査に注力できる期間を設けることができた。以上の理由から、「おおむね順調に進展している」と評価した。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、フィラデルフィア及びロンドンの両機関を拠点に研究を進めていく予定である。研究交流、文献収集及びフィールドワークを計画している。 研究結果は、引き続き、学会報告・論文・書籍等の形で発表していく予定である。
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Causes of Carryover |
当初予定していた実地調査を延期し、また購入した資料が予定より安価だったため、次年度使用額が生じた。次年度に成果を取りまとめるための資料費や調査旅費として使用する計画である。
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Research Products
(5 results)