2023 Fiscal Year Annual Research Report
Economics of Organized Crime
Project/Area Number |
21K13283
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
鎌田 拓馬 大阪大学, 大学院国際公共政策研究科, 准教授 (00889511)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 組織犯罪 / 違法市場 / 社会不平等 / 公共政策 / 刑事政策 / 社会経済政策 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度の主な研究実績は、以下の通りである。(1)2本の学術論文を国際雑誌に再投稿したこと、(2)2つの研究プロジェクトのデータ収集・データ分析・研究発表・論文執筆を行ったことである。
(1)国際雑誌に再投稿中のプロジェクトに関して:第一に、刑事政策が組織犯罪・違法市場に与える影響を検討した。具体的には、「暴力団排除条例が特殊詐欺に与える影響」のプロジェクトに関して、論文を国際雑誌に再投稿中である。第二に、歴史的な違法薬物市場の拡大が人種間の不平等に与える影響を検討する違法市場に関連する派生プロジェクトは、アメリカのクラックコカインと呼ばれる薬物の蔓延に注目するものである。この論文も現在、国際雑誌に再投稿中である。
(2)データ収集・データ分析・研究発表・論文執筆を行ったプロジェクトに関して:第一に、「石油の輸入自由化に伴う炭鉱業の歴史的衰退が現代の暴力団勢力に及ぼす長期的効果」の研究課題に関しては、RAを雇って歴史的データを収集・整理した。さらに、セミナーやワークショップ、学会で研究成果を発表し、得られたフィードバックをもとに再分析を行いつつ論文執筆を行った。次に、違法市場に関連する派生プロジェクトに関して、処方薬であるオピオイドの乱用を抑止させる目的で導入された政策がスラムの台頭に結びつくことを示した。こちらも、セミナーやワークショップ、学会で研究成果を発表し、得られたフィードバックをもとに再分析・論文執筆を行った。
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Research Products
(8 results)