2022 Fiscal Year Annual Research Report
Cross-cultural analysis of changes in news coverage on COVID-19 in Japanese, German and American media combining qualitative text analysis and big data machine learning
Project/Area Number |
21K13444
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
佐藤 友紀子 上智大学, 外国語学部, 助教 (90844829)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 日・独・米新聞報道記事データベース構築 / コロナ禍報道のテーマ分析 / 自然言語処理技術構築 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、日・独・米の3つの異なる地域と言語で発信されたCOVID-19に関するニュース記事データを対象に、質的分析と量的分析を組み合わせた「異文化横断型の質的・量的混合テクスト分析手法」を構築し、コロナ禍報道の受容過程を解明することである。2021年度から2022年度の研究活動では、2020年1月より日・独・米で発信されたCOVID-19に関する報道記事テキストを分析するために、50,000件以上の報道記事データを含む大規模なコーパス作成を行った。 また、本研究が目指す手法を構築するための第一ステップとして、2020年1月に発信された報道記事を質的に分析し、日・独・米の報道に共通する報道テーマのカテゴリー作成を進めた。本報道分析の成果を2022年9月に行われた国際学会「International Electronics Symposium on Knowledge Creation and Intelligent Computing (IES-KCIC) 2022」にて発表し、同学会の参加者と本研究の手法を活用した、自動ニュース文章提案技術開発の可能性について議論を行った。 9月の発表内容とフィードバックをもとに、テクスト分析の対象期間を拡大し、COIVD-19に関する日・独・米の報道における変化を可視化するためのテクスト分析を行った。調査結果をまとめた論文は、国際学会「European Japanese Conference on Information Modelling and Knowledge Bases」に採択されており、成果発表を2023年6月に行う。
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