2022 Fiscal Year Research-status Report
幼児期の自閉スペクトラム症における遊びの特徴の解明
Project/Area Number |
21K13545
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Research Institution | Fukuoka University of Education |
Principal Investigator |
藤原 あや 福岡教育大学, 障害学生支援センター, 講師 (10882417)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 自閉スペクトラム症 / 遊び |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、自閉スペクトラム症(以下、ASD)児がどのような遊びを楽しみ、どのような活動を遊びと捉えているかを調査し、ASD児が楽しいと感じる遊びや参加しやすい遊びの特徴、具体的な遊びを明らかにすることを目的としている。 令和4年度は、幼児期のASD児の遊びの実態把握のため、青年・成人期のASD者への回顧的な質問紙調査及び、ASD児の養育者への質問紙調査を行うため、質問紙を作成した。 青年・成人期のASD者を対象とした質問項目は、(1)幼児期に楽しかった・好きだった遊びとその理由、(2)楽しくなかった・苦手だった遊びとその理由、(3)20個の具体的な遊びについて、各遊びの経験の有無と楽しさの評価、他者との遊びの楽しさの評価、(4)現在の好きな遊びや余暇活動についてとした。 ASD児の養育者への質問項目は、(1)幼児期に子どもがよくしていた・好きだった遊び、(2)参加しない・苦手だった遊び、(3)20個の具体的遊びに対する養育者から見た評価、(4)現在の好きな遊びや余暇活動についてとした。なお、20個の具体的な遊びについては、事前に大学生に幼児期に行っていた遊びについて聞き取り、遊びの名前と内容の理解について確認した。 質問紙調査の実施については、学内の倫理委員会の承諾を得ている。調査は、青年・成人期のASD者及びASD児の養育者を対象とし、質問紙またはWeb上での回答を依頼し、データを収集する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
質問紙調査の実施が遅れているため
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Strategy for Future Research Activity |
協力先に質問紙を配布またはWeb上での回答を依頼し、データを収集する
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Research Products
(1 results)