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2022 Fiscal Year Research-status Report

統合失調症における内受容感覚と自我障害の関係

Research Project

Project/Area Number 21K15739
Research InstitutionNational Hospital Organization Chiba-East-Hospital

Principal Investigator

是木 明宏  独立行政法人国立病院機構(千葉東病院臨床研究部), その他部局等, 研究員 (60528694)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
KeywordsAgency / 内受容感覚 / 統合失調症
Outline of Annual Research Achievements

今回の研究のテーマとしては、統合失調症の心脳連関不全と自我障害である。研究計画として、神経心理学的検査、脳波検査、力学センサー系検査の3つを計画していた。
神経心理学的検査による統合失調症での内受容感覚とAgencyの関係:健常者では内受容感覚のみならず心拍自体がAgencyを変化させることが示された(Koreki, et AL. 2021)。今回の科研費によって行われているのは、Agencyの課題成績と脈拍との関係性が健常者と統合失調症で異なるかを調べる研究である。現在は両群合わせて50名以上からデータ取得しており、中間解析では差を認める傾向にあった。そのため更なるデータ取得を行なっている段階である。夏頃までにはデータ取得が終了し、今年度中には投稿できる見通しである。
脳波1:統合失調症の心拍誘発電位の実験はデータ取得及び主解析は終了し、学会発表も行い、現在はその主な結果について論文投稿中である。健常者と比較して統合失調症では有意な異常が認められた。脳波2:健常者における準備電位の予備的検討は、現在倫理審査中であり、2023年度にデータ取得予定である。現在は研究がスムーズに進むように予備的実験を重ね、機材や解析方法のチェックを行なっている。6月には実験開始予定で、30名のデータ取得を秋までに終了する実験スケジュールを立てている。
力学センサー:実験環境を整え、現在は実際に両群合わせて50名以上からデータ取得している。予備的な解析は進めているものの、データ数は不十分であり、更なるデータ取得を行なっている段階である。秋頃までにはデータ取得が終了し、今年度中には投稿できる見通しである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

COVID-19による影響(感染拡大に絡んで、実験が何度もストップせざるを得ない状況だった)

Strategy for Future Research Activity

より推進させるために更なる実験環境の整備や、学会などでの発表を通じて議論し学術的な質を高めていく。

Causes of Carryover

COViD-19感染拡大の影響により、計画していた進捗とならず、実験が度々ストップしたため計画通りの研究費使用とならなかった。
次年度は5類に移行することから遅れていた計画を進めることが出来ると考えており、それに伴い研究費を使用することになると考えている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 統合失調症患者における心拍誘発電位の異常2022

    • Author(s)
      是木明宏、尾久守侑、宮崎貴浩、竹ノ内一雅、松下佳鈴、本多栞、小泉輝樹、女屋光基、内田裕之、三村將、中島 振一郎、野田賀大
    • Organizer
      第52回日本臨床神経生理学会学術大会

URL: 

Published: 2023-12-25  

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