2022 Fiscal Year Research-status Report
Can tree diversity mediate impacts of forest fragmentation on animal diversity and ecosystem services?
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21K17912
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
久野 真純 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特別研究員 (90888025)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 生物多様性 / 景観生態学 / 群集生態学 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度、福井県あわら市周辺、福井市周辺、越前市周辺、鯖江市周辺にて設置した、鳥類群集調査を行うための正方形の調査区、および次年度行う鳥類群集の調査方法・計画について、研究協力者の出口翔大博士(福井市自然史博物館)、および本村健博士(長野県中野市)とリモートミーティングによりディスカッションを行った(出口博士とのミーティング:2022年6月、2022年10月の2回; 本村博士とのミーティング:2022年7月、2022年9月、2022年11月、2022年12月、2023年2月、2023年3月)。 今年度は研究代表者がスイスにおいて在外研究を行ったため、今回予定していた調査を次年度に行うことに変更した。なお、その間、スイス、フランス、ドイツ、オーストリア各国の農地・都市・森林が混交する各フィールドを視察し、現地の鳥類相を観察することで、本研究課題分野(農地と都市における森林配置構造が生物多様性や個体数に及ぼす影響)に関する知見を広げた。 そのほか、2023年3月日本生態学会に参加し、鳥類生態学・景観生態学・機能形質・生物多様性保全に関する発表を聴講・議論することで、当該分野における知識を深めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度は研究代表者が在外研究を行ったため(日本学術振興会「若手研究者交流事業」参加によるスイス連邦工科大学・客員研究員)、本年度予定していた調査を次年度に行うことに変更した。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度の6月(鳥類の繁殖期)、および11月(越冬期)、鳥類群集の調査を研究協力者の出口博士・本村博士とともに福井県にて行う。12月よりデータの統計解析(一般化線形モデル)を行い、2月より投稿論文の原稿を書き始める。2023年度3月には、日本生態学会において発表を行う。
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Causes of Carryover |
本年度の間に、フィールドワークを行う予定であった。その際、交通費や調査補助員への謝金、調査用具を購入する予定であった。しかし、研究代表者が海外における在外研究を行ったため、フィールドワークの遂行に遅れが生じたため、次年度に繰り越しす運びとなった。
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