2021 Fiscal Year Research-status Report
The creation of the common information sharing model for disaster communication
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21K18019
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Research Institution | International University of Japan |
Principal Investigator |
細島 美穂子 (櫻井美穂子) 国際大学, GLOCOM, 准教授(移行) (80626979)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 災害対応 / 自治体 / コミュニケーション / 情報システム |
Outline of Annual Research Achievements |
災害時、現場対応にあたる自治体では被災状況を確認するための情報収集に追われる。同時に、多様なステークホルダーと情報のやりとりをしながら状況の把握に努めなければならない。現場では様々な情報がそれぞれのフォーマットで共有されるため、情報の重複の確認や最新性をどう担保するのかが負担となってのしかかっている。 上記課題に対応するため、災害時に自治体を中心としたステークホルダー間で共有が必要な情報の項目や構造(記述方法)を整理した。加えて、首長の意思決定に資する情報のトリアージを実現するための庁内情報共有の在り方を整理した。災害時の情報共有参照モデルと名付けて、HP上で公開した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
自治体や企業の方とのミーティングを年5回実施して、災害時の情報共有参照モデルの現場における活用について議論できた。
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Strategy for Future Research Activity |
災害時の情報共有参照モデルの内容をさらに精緻にするべく議論を続けるとともに、デジタル庁が進めているベース・レジストリの議論との接続を見据えた展開を考える予定。
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Causes of Carryover |
コロナの状況で当初予定していた出張や学会が引き続きオンラインとなった。次年度はリアル開催の学会が多くなると予想され、研究のための出張も行う計画である。
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Research Products
(1 results)