2023 Fiscal Year Research-status Report
グローバル・サウスにおける生殖の商品化への抵抗と法制化への課題
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21K18411
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
日比野 由利 金沢大学, 融合科学系, 助教 (40362008)
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Project Period (FY) |
2021-07-09 – 2025-03-31
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Keywords | 生殖補助医療 / 生殖ツーリズム / 新自由主義 |
Outline of Annual Research Achievements |
国内外の文献によって、研究課題に関わる情報収集をおこなった。海外の関係者に対して、ビデオ会議を用いたインタビュー調査を行った。その要約をホームページに公開した。調査によって得られた内容をセミナー「卵子提供・代理出産で家族をつくる」(於 日本科学未来館)において報告した。 2022年に日本社会学会のセッション(第95回日本社会学会 生殖補助医療と多様化する親密性のデザイン: 親密性を再定義する実践の検討)にて報告した内容(「テ リングの実践による家族の再定義」)をもとに、依頼論文「生殖医療・子育てと家族の未来」を執筆した。これまでに実施したインタビュー内容を引用しながら、 生殖医療によって生成される新しい親密性について、ギデンズやベックを引用しながら論じた。今後、国内で普及していく多様な家族について、海外の先進的な 事例を紹介することができた。これまでのインタビューなどの研究資料を編集し、『生殖テクノロジーとヘルスケアを考える研究会 報告書 X』(2024年3月)として編集・公開した(https://hibino.w3.kanazawa-u.ac.jp/_wp/wp- content/uploads/2024/03/houkoku_10.pdf)。 また、公開シンポジウム「リプロダクティブ・ヘルス/ライツの多角的検討」において、「妊娠出産の商品化とネオリベラリズム」というタイトルで報告を行い、 意見交換を行った。これにより、今後の研究の方向性について貴重な示唆を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
インタビューの対象者を確保するのが困難であり遅延がが生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き国内でインタビューを実施するとともに、渡航先を選定し現地調査も行う。
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Causes of Carryover |
インタビューの協力者を得るのに困難があり、遅延が生じた。
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Research Products
(6 results)