2022 Fiscal Year Research-status Report
子どもの意見表明を支援するアドボカシーセンター創出のためのアクションリサーチ
Project/Area Number |
21K18464
|
Research Institution | Kumamoto Gakuen University |
Principal Investigator |
堀 正嗣 熊本学園大学, 社会福祉学部, 教授 (60341583)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上村 千尋 金城学院大学, 人間科学部, 教授 (10369788)
吉池 毅志 大阪人間科学大学, 人間科学部, 准教授 (60351706)
栄留 里美 大分大学, 福祉健康科学部, 講師 (60708949)
谷口 由希子 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 准教授 (80449470)
吉岡 洋子 関西大学, 社会学部, 教授 (80462018)
昇 慶一 常磐会学園大学, 国際こども教育学部, 准教授(移行) (20769939)
|
Project Period (FY) |
2021-07-09 – 2024-03-31
|
Keywords | 子どもアドボカシー / 権利擁護 / 児童福祉 / 一時保護所 / 児童福祉施設 / 児童養護施設 / 障害児施設 / アクションリサーチ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は「①地方自治体における子どもアドボカシーセンター制度化方策を明らかにする。②独立性・公益性・持続可能性を担保した民間団体による子どもアドボカシーセンター設立・運営方法を明らかにし、設立・運営マニュアルを作成する。③専門性のある子どもアドボケイト養成・スーパービジョンの方法を明らかにし、独立子どもアドボケイト認定制度を構築する。④独立専門アドボカシーの実践方法(訪問アドボカシー・個別アドボカシー)を明らかにする。」の4点である。 ①については、名古屋での一時保護所への訪問アドボカシー試行事業を一般社団法人子どもアドボカシーNAGOYAに委託して実施し児童相談所との協議を継続的に行った。大阪ではすでに児童福祉施設5施設への訪問アドボカシーが実施されているため、運営・連携と実践の改良に向けての協議をNPO法人子どもアドボカシーセンターOSAKA及び行政と継続的に行った。 ②については、大阪と名古屋で定期的に研究会を開催し、他の地域のアドボカシーセンターとも連携して、研究協議を行ってきた。 ③については、子どもアドボカシー学会と共同で、子どもアドボカシー基礎講座・実践講座(選択ユニット・演習ユニット)からなる養成の仕組み及び認定方法を実施した。 ④については、NPO法人子どもアドボカシーセンターOSAKAと協働でアクションリサーチを実施し、データの蓄積を行っている。毎月一回、オンラインを含めたSVを行っている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染拡大により、研究に不可欠な施設訪問が困難となったため。また対面での研究会等、会議開催が困難であったため。
|
Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウィルス感染症が2023年5月8日より5類に移行するため、定期的な施設訪問、対面での研究会開催などを再開し、研究を前進させていきたい。
|
Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染拡大により、研究に不可欠な訪問訪問及び対面での研究会開催が困難だったため。 2023年度は、当初予定していた8か月の一時保護所訪問アドボカシー試行実践を12か月に延長する。また、国内先進地調査、有識者を招いての専門的研究会を実施する。さらに、研究成果とりまとめに向けて研究代表者・研究分担者により研究会を開催する。
|
Research Products
(13 results)